加工したヘッドライトを曇らせない! プロの防水シーリング
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純正シーリングを再利用する場合
殻割り後にミゾに残った純正シーリング
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この場合は純正に「付け足す」という方法を取るのがベストです。
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混ぜていいわけですね。
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純正もシーリングの場合は問題ないです。ただし、付け足す前に純正シーリングを温めてならしておきましょう。
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ソレは、付け足す前にやらないとダメ?
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殻割りしてレンズを外したままの状態だとミゾができていますよね。この上から新しいシーリングを足しても、内部が空洞になってしまうので。
温めながらググッググッと押しつぶす
ググッ
ペッタリならせばOK
純正シーリングが残っているので付け足す量は少なくて済みます。切り出したシーリングを引っ張って伸ばしながら使いましょう。
細く伸ばしながら使う
ピーン
純正シーリングに足す
そして
温めながらググッと押しつぶして
ググッ
この位までならせば完了
こうすれば、防水性が格段に上がりますよ。
シーリング作業を行うタイミングについて
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最後に注意点として、このシーリングをいつやるのかという話なんですが…
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え、そんなのまで決まりがあるんですか?
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実際にヘッドライトを加工していると、例えば移植したパーツがレンズに当たらずに収まるか、とか確認する場面がよくあります。
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この位置だとプロジェクターが当たるかも、とか?
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そうそう。でもそのときにもうミゾにシーリングが入っていたら、レンズを仮当てするときに……
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せっかく整えたシーリングがまたグチャグチャになる! いくら森田研究員がドMでも、それはイヤですよね!
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そうなんです。ですので今日紹介した作業は、ライト加工の終盤「もう仮組みすることはない」っていう段階になってからやるのがいいですよ。
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なるほど。早めの準備を心がけて殻割り直後にやると裏目に出る。加工者の皆さん注意しましょう。
DIY Laboアドバイザー:森田広樹
LED加工専門店・球屋代表。アクリルづかいを筆頭に、最先端のライト加工技の探求者。実際にお客さんの10台中9台はアクリル加工をする、というほどのエキスパートだ。派手さよりも「完成度と質感」を重視。デザイン性の高さでも全国屈指。
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