板金塗装をもっと身近に

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車の内装パーツ塗装の注意点

車の内装パーツの塗装を、板金塗装のプロに頼むのは「あり」。持ち込みパーツ塗装の依頼が多い〈ほんだ塗装〉によると、内装パネル類だけでなく、ペダルやシートベルトの部品など、いろいろなアイテムが持ち込まれているようだ。また、内装パーツのDIY塗装を考えている人向けの注意点も聞いた。

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  DIYラボ読者のパーツ持ち込み塗装屋さんになっている〈ほんだ塗装〉からのレポート。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  今日は内装パーツの塗装についてです。

  ●アドバイザー：ほんだ塗装 本多研究員

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  内装パーツとは、パネル類の塗装ですね。

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  それもあるし、ペダルを塗ってほしいとか、シートベルトの部品を塗ってほしい、とか何でもありますね。

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  こういうモノだけ塗装依頼するのもアリなんですね～。

塗装前


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  もちろんです。内装パーツの場合は、外装パーツのように色合わせなどを気にしなくていいから、DIYで外した部品を送って塗装依頼をかける方法も、よっぽどやりやすい話ですよね。

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  ナルホド。

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  塗装料金は、点数が多いほうが1点あたりを安く塗れるという点では有利です。

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  ふむ。

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  1点だけ塗装する場合でも、塗装ブースを回さないといけないのは同じなので、どうしても割高になります。


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  そりゃあ、そうだなぁ。

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  ということで、例えば1点だと3000円～5000円の塗装代がかかるパーツでも、10個で3～5万円かかるわけではないですね。

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  同時に塗装する点数が多い人の場合は、価格交渉する余地はありそうですね。

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  内装パーツ塗装の注意点も聞いておきたいのですが？

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  新品パーツであればよっぽど問題は少ないと思いますが、ネットで中古パーツを買って再塗装に出す人は注意したほうがいいですね。

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  中古パーツの問題点は？

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  内装小物パーツで一番トラブルが起こりやすいパターンは「すでに誰かが塗ったパーツ」を塗る場合です。

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  「赤に塗ってあるのを、青に塗り直してほしいんです」みたいな注文か。

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  そういうのは、基本的に避けたほうがいいです。新しい部品を買ったほうがいい。

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  ふむ。

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  塗る前から十分に想定できる問題は、塗装が縮む可能性。塗装を剥離してから塗装するのだとすれば、ゼロスタートではなくマイナススタートになるので、余計にお金がかかるし。

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  メッキパーツの上から塗装するときと近い話ですね。

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  ちょっとした小物パーツほど、中古ベースでやるより新品を買ったほうがいい、というのが僕のアドバイスです。

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  新品でもあまり高くない部品だからっていう意味ですね。

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  そうそう。部品代より工賃（塗装代）のほうが高くつく可能性が大です。

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  内装パーツならDIY塗装を考える人もいると思いますが、その場合の注意点は？

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  DIY塗装での注意点ってことでいうと、足付けを完全にするのが難しい部品も多いですね。

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  あー。細かい部分は完全に足付けできないから？

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  そうですね。付け加えると、足付け作業で表面に傷をつけても、内装パーツって目に見えて色が変わるわけではないんですよ。

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  ムムム。つまり、足付けできているかが見えにくい。

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  足付けしづらいだけでなく、足付けできているかどうかの判断が難しいです。

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  なるほど。

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  ですので、プライマー（接着剤）無しで塗装すると、あとから剥がれやすいです。剥がれる理由としては定番かと。

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  プライマーは使ったほうがよさそうだ。

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  ハイ。足付けしたからそのまま色を塗っていいかっていうと、その塗り方はオススメではありませんね。

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  そのあたりが外装パーツとの違いか。

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  ということで、足付けはするにしても、最終的にプライマー（接着剤）を吹いてから塗装するようにしたほうがいいです。

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  DIYで塗装する人は、剥がれ対策として頭に入れておきましょう。