ミラーリング最新事情
リアモニター(後席モニター)にYouTubeを映せないときの対応策①╱HDMI編
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純正ナビにはスマホのミラーリング映像が映るのに、リアモニター(後席モニター)には映らない! リアモニターにYouTubeを映したい! そんな時の対応策を、配線図付きでわかりやすく解説。
まずはスマホの出力を、純正ナビ用とリアモニター用に分配する
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「ナビの映像出力を使ってリアモニターに映すときは、〈出力制限〉に注意…!」の続き。
●レポーター:イルミちゃん
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ナビ側に出力制限がかかっていて、スマホのミラーリング映像(YouTubeなど)が、リアモニターに出力できない場合はどうするか? という話をしたいと思います。
●アドバイザー:ビートソニック ワタナベ研究員
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何か対応策があるのでしょうか?
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今回紹介する方法は、リアモニターが社外品であることが条件にはなりますが……
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つまり純正リアモニターではダメなんですね。
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そうですね。純正ナビ+純正リアモニターの組み合わせでは不可です
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では、社外モニターを使っているとして、どうするの?
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純正ナビやリアモニターの入力が、HDMI(デジタル)なのかRCA(アナログ)なのかで使う機器が変わってきますが、ひとまずHDMIのパターンを先に解説します。
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ここまでの条件を満たしているとして……
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まず、純正ナビにスマホの信号を入力する前の段階で、先にHDMI信号を分岐してしまうんですよ。
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え~っと、つまり……スマホが出力したHDMI信号を分岐する?
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そうです。
それ自体はHDMI分配器があればできます。 -
IF33Aは、1入力を2出力に分ける「2分配器」です。
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HDMI信号を分配して、複数のモニターに映すときに使うアイテムですね。
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ハイ。これを使って、純正ナビ用とリアモニター用に、HDMI信号を分けます。
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ナルホド。
それならどっちにも入力できる! -
しかし、分配するだけではダメです。
✔ 純正ナビのDVDや地デジの映像は、リアモニターに出力できているのが前提。
純正ナビにHDMI入力がある
社外リアモニターもHDMI入力
Amazonでも販売されているビートソニック IF33A
スマホと社外リアモニターを直結すればYouTubeも映せる
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ここで問題になるのは、リアモニター(後席モニター)側には、すでに純正ナビからの出力がつながっているということです。
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あ、そっか。
地デジとかDVDの信号が流れている線だ。 -
仮にその線を抜いて、スマホのHDMI信号をつなぎ直すだけだと、逆に純正ナビからの映像は受けられなくなってしまいます。
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今度は、DVDや地デジが観られなくなってしまう……。
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はい。
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このさい、リアモニターはYouTube専用ってことにする?
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いやいや。
そういうわけにも行かないでしょう。 -
まあね。
ちょっと強引か……。 -
でもこの点も、解決可能です。リアモニターに対しては、純正ナビとスマホの両方の映像信号を受けられるように、HDMIセレクターを入れればいいんです。
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今度は、2つのHDMI信号を、ひとつにまとめるんだ。
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そういうことですね。
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分配したそばから、セレクターで集合させるとは斬新ですな。
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一見すると不思議な気もしますが、まずHDMI信号を分配して純正ナビに入れる。次にセレクターで集合させて社外リアモニターに入れる……これで問題は解決します。
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IF21は3入力までできるので、リモコンで切り替えて、リアモニターに何を映すのか選びます。
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ナビから来た地デジを映すのか、スマホから来たYouTubeを映すのかは、IF21のリモコンで操作する。
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さようでございます。
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この方法なら、スマホでミラーリングするYouTubeの映像は、そのままリアモニターに入力できる。
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つまり、純正ナビに出力制限があっても、そこは回避できるのです。
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なんてずる賢い方法なんだろう。
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「ズル」は余計ですね……。
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ビートソニックは賢い!
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まあ、買わないといけない機器が増えるので、苦肉の策なんですけどね。
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でもリアモニターにYouTubeが映せないという状況を解決できるなら、これはアリでしょう。
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なお、リアモニター自体にHDMI入力とRCA入力(アナログ入力)が両方備わっている場合もあります。その場合は、セレクターは不要になりますね。
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そんなリアモニターもあるんだ。
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あります。
まずはリアモニターの仕様を確認してみましょう。 -
でも、その場合でも、スマホの信号はHDMI(デジタル)だから、どうせつなげなくない?
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仮に、リアモニターのHDMI入力は純正ナビとつながっていて、RCA入力が空いている状況なら、スマホの信号はIF36でアナログに変換して、RCA入力すればいいですね。
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そうか、いろいろ組み合わせれば、何か手はあるんだ!
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ちなみに今回は、純正ナビの外部入力がHDMI入力の前提で話をしましたが、RCA(アナログ)の場合は、使う機器が異なってくるので次回解説しましょう。
ビートソニック・IF21
✔ スマホからHDMI信号を出力させるためのケーブルは、機種によっていろいろ。例:iPhoneなら「ライトニング・デジタルAVアダプター」が必要。
詳細はAmazonのビートソニック・IF36
DIY Laboアドバイザー:渡邊悠二
カーエレクトロニクスの雄、ビートソニックにおける技術部のホープであると同時に、同社の「顔」としての活躍も期待される人物。プログラマー出身で、ITにも車にも強いが、いちばん得意なのは料理という説も。●ビートソニック TEL 0561-73-9000
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