車で調光器を使う
調光器を分解して、調光ボリュームだけを車内に埋め込む技
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車に調光器を付ける前にぜひ一読をオススメしたい、ひとヒネリある取り付け方法。使用するのはボリューム付きの調光器。もとは箱型で、そのままだと取ってつけた感が出てしまうが、これを分解して「調光ボリュームだけ埋め込む」技の前篇。
ボリューム調光器を分解してボリュームだけを使う
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●レポーター:イルミちゃん
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前回、ボリューム調光器を推しましたが、車に取り付ける場合は取り付け場所に悩むこともしばしばです。
●イルミスタ・アウトドア:長さん
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ボリューム付きの調光器は箱型になっているから、どうしても取って付けた感が出てしまいますねぇ。
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それでも小型ボリューム調光器なら、従来よりは圧倒的に小型になっているからまだいいのですが……
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もっと車の内装に馴染んだ取り付け方法も、なくはないんです。
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……ほう? 付け方でどうにかなる問題なのでしょうか?
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そのまま付けたらどうしても箱型のユニットが出っ張りますが……
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ふむ。
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バラせば話は別です。
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バラすって調光器を……???
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そうです。調光器を分解して、ボリューム(ツマミ)だけをどこかに埋め込むのです。
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そんなやり方アリなのか。
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もちろん製品の分解を推奨するわけではありませんが……分解や加工が好きな人にとっては、こんなやり方もあるよ、という話です。
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あー。DIYユーザーには、分解好きも多いですからね。
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ちなみに前回紹介した小型ボリューム調光器は、けっこう簡単に分解できるんですよ。
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ほほう。
どうやるのでしょうか? -
まずはボリュームノブを外します。セレーション嵌合(かんごう)なので、引っ張れば外れます。
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そして小さいドライバーを使って、本体上部のネジ4本を外し、天板を取ります。
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次は配線を接続する緑の部分を外します。これはマイナスドライバーを使って、少しずつ隙間を広げるようにこじります。
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配線接続部が外れたら、本体側の底面にある4本のネジも取り、底板も外します。
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ここまでバラすと、調光器の本体の中に入っている基板が引き出せる状況になります。
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基板につながっている白いカプラーを、軽く引っ張って抜きます。
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ボリュームノブが付いていた回転部分は口径10ミリのナットが付いているので、スパナなどでゆるめて外します。
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あわわ……。本当にバラバラになってしまいましたが、元に戻せるだろうか。
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元には戻しませんので、その心配はいりません。
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あ、そう…。
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ここから、ボリュームノブの埋め込み加工に使う部品は、この5点だけです。
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ほー。
あとは不要なんだ。 -
この5点だけを組み直すと、こういう状態になります。
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なお配線を延長したい人は、この時点でボリューム基板のハンダを外して、配線を足しておきましょう。
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これをどうやって車の内装に埋め込むのでしょうか。
使用アイテム
ここではサンプル品を使っているのでシルバーボディだが、製品版はブラックのみ。
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