車で調光器を使う
調光器を分解して、調光ボリュームだけを車内に埋め込む技(後編)
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車に後付けしたLEDの明るさを変化させる、ボリューム付き調光器を純正風に付ける方法の後編。ポン付けと比較(↑)してみると、手間をかけてもボリュームつまみ部分だけを埋め込みたくなる。
ボリューム調光器を車内に埋め込む方法
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「調光器を分解して、調光ボリュームだけを車内に埋め込む技」の続き。
●レポーター:イルミちゃん
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前回は車でも使いやすいサイズ感の、小型ボリューム調光器の分解方法を解説しました。
●イルミスタ・アウトドア:長さん
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使うのは、以下の部品5点だけ。
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ボディ無しの状態でこれらの部品を組み直すと、こういう状態になります。
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この状態にして、ボリュームを埋め込む。
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そうですね。
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で、このボリュームをどこに取り付けるのか。
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今回はダイハツのハイゼットカーゴに取り付けた例を紹介します。
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フムフム。
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ボリューム調光器の埋め込み位置は、純正オプションのシガーソケット用のカバー部分が狙い目でした。
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あ、なるほどね。ちょうど良いホールカバーだ。
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このシガーソケットカバーに対して穴を開け、ボリュームの回転部分(軸)だけを通すのです。
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通したら、もともと使われていた10ミリのナットを付け直して、ボリューム本体とナットで挟み込むように固定します。
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付属のナットで上手いこと固定できるんですね。
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そしてボリュームツマミを付ければ、こうなります。
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これを車に付ければいいのか。
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あとは車両側から電源とアース、それから後付けしたLED側とつなぐための配線を付けておきます。
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注意点としては今回は調光器のボディを使っていないため、基板がむき出しの状態です。
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む……どこかに接触したらマズイか。
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ということで、基板を熱収縮チューブなどで覆って絶縁します。
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ここでは防水で難燃性の熱収縮チューブであるスミチューブを使っています。
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絶縁処理と同時に、防水処理にもなっている。
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あとはハーネスや基板を固定すれば完成です。
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おおぉ~! ドア内張りに、自然な形でボリューム調光器の埋め込みができました。
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ポン付けした場合と比較すると、見た目の違いは明らかですよね。
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まあ、小型なのでポン付けでも気にならない場所、というのはあると思いますが。
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手間を惜しまずに、純正風にこだわる人には、分解埋め込みというマニアックな技もあるよ~、というお話でした。
配線の付け方は「車のLED照明にも使える小型ボリューム調光器」参照。
詳しくはエルパラの「スミチューブSA2」を参照。
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