東京オートサロン2020ルポ
車の「貼りもの」も純正風に進化。ややスモークフィルムと、溶け込むダブルステッチ
車の貼りものにも、純正風が求められる流れあり。例えばフルスモークは、やり過ぎだが「ややスモーク」くらいに見えるスモークシートや、高級車の内装の定番「ダブルステッチ」を貼りもので実現する……そんなラインナップが揃うハセ・プロの新作をチェック。
「ややスモーク」な気分が味わえる貼りもの
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「車の内装DIYカスタムに役立つ、ハセ・プロの2020新作アイテム」の続き。
●レポーター:イルミちゃん
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前回のは主に、かぶせモノだったけど……ハセ・プロと言えば、貼りもの。
●DIYラボ別館 ユキマちゃん
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東京オートサロン2020には、ハセ・プロの新開発シートも出展されていました。
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ドットスモークシート?
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ドット状のシートのスモークってこと?
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ハーフトーンのドット……ようするに半透明の黒い点を、透明フィルムに印刷してあるシートなんですよ。
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半透明のドットなんだ。
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それを貼ると、どうなるの?
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テールランプに貼ると、ややスモークフィルムに見える、という効果があります。
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ややスモーク……狙いどころが渋い。
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ハセ・プロのデモカーにも貼ってありまして……このようになります(↓)
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これは……!
言われるまで、貼ってあるとは気づかないレベル。 -
見た目も純正チックだ。
ややスモーク・さり気なくスモークの範囲。 -
それと、光量もほとんど落ちません。
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ナルホド。
それも重要ですね。 -
スモークフィルムと違って、これなら貼る人が多そう。
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ただし、DIYで貼れる車種は、かなり限られてくると思いますけど。
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どういう意味?
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今どきのこういう形状のテールランプに、DIYで貼るのは難しいと思います。
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例えば、ハセ・プロの伊藤さんは、DIYユーザーでもあるわけですが……
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伊藤さんだったらできるの?
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いや、こういう立体的なテールランプは難しいかなぁ。
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じゃあ誰が貼れるっていうのよ?
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ハセ・プロのショップで施工することはもちろんできますよ。プロの職人がおりますので。
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プロの腕がないと、今どきのテールランプにフィルムを貼るのはなかなか難しいってことですね。
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まあ、そのへんはテールランプの形状次第ってことか。
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DIYでもカンタンにできる貼りものの新作もあります。
マジカルアート・ドットスモークシート(↓)です
ハセ・プロ:伊藤さん
✔ ハセ・プロのマジカルアート・ドットスモークシート。東京オートサロン後、ハセ・プロ本店で先行発売されている。
最新の貼りもの「ダブルステッチシート」が、さらに純正風に進化
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高級車で多用されているダブルステッチを「貼る」、ダブルステッチシートの新作も出ました。
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第一弾が去年のオートサロン2019デビューしたばかりですが、早くも後継モデルが登場ですね。
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既存のダブルステッチシートが好評なんですよ。それで、進化版「ダブルフェイスステッチシート」も開発しました。
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新作モデルはどう進化したの?
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より純正っぽくなりました。これが貼り方の一例。
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このダブルステッチは、貼ったものってこと?
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正解は、右が純正で、左が貼ったものです。
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これは溶け込んで見える! 貼りものとは思えない。
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純正のダブルステッチを延長したみたいですね。
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新作のほうが純正っぽく見えるのはなんで?
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最初に登場したモデルは、真ん中が艶がある感じで、中央部が膨らんでいます。
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新作モデルは、中央で生地を縫製しているんです。生地のウレタンもマット調になっていて、より自然なんですよ。
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確かに細部の作りがぜんぜん違う。
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自然に見える場所を選んで貼れば、かなり純正っぽく見えるはずです。
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純正風に磨きをかけたダブルステッチか。貼りものも純正っぽくがキーワードなのね。
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まあ、ハセ・プロデモカーの場合は、イベント用のデモっていうことでこういう貼り方をしている箇所もありますが……
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青もあるんだ。
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青・赤・シルバーの3色設定は、前モデルと同じですね。前モデルも好評なので、継続販売していますけど。
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純正っぽく見せる貼りもの、という意味ではシルバーが王道になりそう。
ハセ・プロのダブルフェイスステッチシート。3月上旬に発売予定。
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