内装パネルの外し方と、純正カップホルダーにイルミを取り付ける方法(C-HR編)

カップホルダーイルミの取り付け方法だが、実質的には内装パネルのバラし方。コンソールパネルを外して何かDIYでやろうとしている人にとって、汎用的に役に立つ内容なので、丁寧に解説していく。
内装を広範囲にバラさないとカップホルダーが取れない
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今日は球屋のカップホルダーイルミの取り付け方法を解説します。モデル車はC-HR。
●レポーター:イルミちゃん
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カップホルダーイルミは、純正カップホルダーの底に付けるので、カップホルダーを外さないといけないのですが……
●アドバイザー:球屋 森田研究員
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そりゃそうですね。
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ただ、C-HRのカップホルダーは、コンソールパネルに付いているので、コンソールパネルを外す必要があります。
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ムムム……。どうやって外すんですか?
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C-HRの場合は、助手席とか運転席側とかいろいろなパネルを外して、ようやく外せるんですよね〜。
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というわけで、今回の内容は、実質的には内装パネルの外し方、ということになりそうです。
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化粧パネルがツヤ有りブラックの場合は、手袋をしたほうがいいですね。そのまま触ると指紋でベタベタになりますよー。
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あとから拭けばいいのでは?
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拭いたら傷がつくし、傷が目立ちやすい。
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なるほど。そもそも汚さないのが一番ですね。

内装パネルの外し方(C-HR編)

ダッシュボード上の横長パネルを外す
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助手席側のグローブボックス上からステアリング横まで伸びている、長〜いパネルを外します。
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このパネルを外す時に、ナビの右下と、メーター側面にこすれて傷がつくので、養生テープを貼っておきます。
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外すときは助手席側の端の下あたりに手をかけて、ちょっと浮いたら、横から手を入れて外します。
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助手席側が外れると、全体的にごそっとフリーになる感じです。
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外れかかったら、助手席方向へ逃がす感じで外します。




ステップとキックパネルの取り外し
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次は運転席側に移って、まずは足元のステップを外します。
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これを外すと、キックパネルも外せます。
手で引っ張って外す


アンダーカバーの取り外し
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次はダッシュボード下部のアンダーカバー。
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アンダーカバーは、左右にネジがあります。
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ネジ固定だけでなく、ツメがかかっているので、ツメを押しながら下げます。


ステアリング左下のパネル外し
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ステアリングの左下にある、縦長のパネルを外します。
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これも、手で引っ張って外せるんですね。
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次は小物入れ。手前に引っ張るだけで外せますが、このときに下に傷を付けないよう、事前に養生テープを貼っておきます。


シフトノブの取り外し
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まずはシフトブーツのリング下あたりを持って、下にさげます。
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ブーツを下げたら、ピン(針金)をフロント方向に押します。このピンはコの字なので、押すポイントは2箇所あります。
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このロックピンを外すことで、シフトノブ(アタマ)が上方向に抜けるようになる。
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シフトノブを取ったら、コンソールパネルを外す時に接触しないように、シフト位置を「P」から「D」あたりまで下げたいのですが……
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エンジンがかかっていない状態だと、シフトポジションは動きませんね。
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なので、横のフタを取って、その下にシフトロック解除のボタンがあるのでそれを押しながら、シフト位置を動かします。
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このパネル(フタ)を傷付けないように、マイナスドライバー等に養生テープを貼った上で、こじります。

細いマイナスドライバー等で押す

指で押すのは痛い。

まずフタを外す

ボタンを押しながらシフトを動かす

コンソールパネル取り外し
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ようやく本命のコンソールにたどり着きました。
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コンソールパネルを外すときは、奥に手を入れて、浮かします。
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あとはちょっとずつ左右のピン固定を外しながら、手前に向かって浮かしていきます。


裏側につながっている純正配線のカプラーも抜く。
カップホルダー取り外し
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カップホルダーはツメ固定だけ。なので、引っ張れば取れます。
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これでようやく、カップホルダーが取れました!
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カップホルダーイルミ(アクリル)は、カップホルダー底に入っている底上げの台に対して貼り付けます。
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この底上げフタと、カップホルダー底面の両方に穴を開けて、配線を下に通します。
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C-HRの場合は、カプラーオンで配線できるようになっていますが、カプラーが付いた状態だと穴を通せないので、カプラー用の端子が付いた状態になっています。
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配線を通してから、端子をカプラーに付けるんですね〜。
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その先は、付属のC-HR専用ハーネスを使うことで、純正イルミ配線に割り込ませることができます。
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通常の車種はカプラーオンとはいきませんが、イルミ電源を取ることができる人なら、十分DIYで取り付け可能なアイテムですね。

純正イルミの配線カプラーも引き抜く。


5ミリ位の穴で配線を通せるはず。



DIY Laboアドバイザー:森田広樹
LED加工専門店・球屋代表。アクリルづかいを筆頭に、最先端のライト加工技の探求者。実際にお客さんの10台中9台はアクリル加工をする、というほどのエキスパートだ。派手さよりも「完成度と質感」を重視。デザイン性の高さでも全国屈指。
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