クルマを便利にする電装DIY
車でスマホを充電したい!
USBポートの後付け・増設ガイド
USBポートの選び方から、DIYでの取り付け方法まで詳しくレクチャーしています
選び方
まずはどの場所にUSBポートを付けたいか考える
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今どきはスマホのナビアプリを使っている人も多いし、スマホやタブレットを車内で充電したいニーズは高まっています。
●レポーター:イルミちゃん
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DIY用品メーカーであるエーモンも、力を入れて製品開発しているジャンルですね。
●アドバイザー:エーモン ジュニア研究員
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でも最近は製品が多すぎて、どれを買ったらいいのか分かりにくくなってますよね。
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USBポートの選び方のコツは、まず「どこにUSBポートを付けたいのか」を考えるといいですよ。
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はて? どこがいいかなぁ。あんまり目立つとこに付けて出っ張るのはイヤだなぁ。
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おお! けっこうコダワリ派ですね! それならパネルにドリルで穴を開けて埋め込みますか!? 最高にフラットに作れます。
穴開け加工が必要だけど純正風の完成度!!
無加工で純正風にしたいなら…
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う〜ん。埋め込みはカッコいいけど、パネルや内張りに穴開けるのはちょっと……。
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つまり「加工はしたくないけど、純正っぽく入れたい」……か。
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私のことワガママだと思ってるんですね?
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あ、いや……(思ってるけど)、それなら「空きスイッチパネル」が狙い目かなって思ってました。
空きスイッチパネルと交換して埋め込む
自分の好きな場所に付けたい人は…
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う〜ん。でも空きスイッチパネルは、私の車だとハンドルの右側しかないなー。
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……まあ、付け場所は限定されてしまうタイプの製品ですけどね。(純正っぽくって言うからオススメしたのに…)
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やっぱり、助手席の人も充電できたほうがいいかなぁ。
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……あーなるほど。まあ普通はそうですよね。(イルミちゃんはお一人様だからいいかと思ったけど)
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なにブツブツ言ってるんですか?
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助手席側の人のことまで妄想するなら…
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なぬ……妄想?
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あっ、間違えた。助手席側の人のことまで想定するなら、やはり自由な場所に取り付けできる置き型のUSBポートがいいでしょうね〜。
固定は両面テープで、車内の好きな場所に設置できる
2台同時に充電したいなら…
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う〜ん。でもせっかくなら、2台で仲良く同時に充電できたら最高ですね!
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……あーなるほど。
(そこまで妄想するんだ!!!) -
私、スマホとタブレットの両方使うので……
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(2台って、そういうことかwww)……2台同時充電なら「2ポートタイプ」がいいでしょうね〜。
2台同時充電が可能になる。タブレット2台も可!
最終的な詰めは「付け方」の問題…
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う〜ん。でも2ポートはサイズが大きいから、付けました感が出そうだなぁ。もう少し純正風に……
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リクエストがエンドレスになってるし!!!
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あは……そういえば。でもいろいろ考えるのが楽しくなってきましたよ。
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USB増設の見栄えについては、製品選びだけでなく付け方によっても変わるものですよ。
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……付け方で変わる?
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次は、USBポートの付け方の工夫についてを解説しましょう。ここからがDIY取り付けの醍醐味です。
付け方のコツ
USBポートの配線を隠しやすい位置を考える
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たとえば置き型のタイプは、両面テープ固定なのでどこにでも貼れます。貼れるんですけども……。
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自由といっても、ダッシュボード上とかに貼ったらヘンですよね?
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それだと配線が丸見えになってしまいます。だから普通にはダッシュボード下とかエアコンパネル下に段差があればそことか、後ろに出た配線が隠せる場所を考えます。
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なるほど。これならポート背面から電源線がすぐに見えなくなりますね。
ダッシュボード下やエアコンパネル下などに設置
シートの間の隙間などに設置
小物入れスペースなどは収まりが良い
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上で紹介したのはオーソドックスな取り付け例ですが、次はもうちょっと手間をかけたインストール方法です。
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私はポン付け感をできるだけ減らしたいな〜。
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そういう人は小物入れなどが狙い目。例えばプリウスを例にすると、コンソール下にこんな小物入れがある。手前にスマホも置けるし、好都合です。
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確かにくぼんだ場所に付けるほうが、出っ張らなくていいかな。
こういうスペースを探して…
すっきりとスマートにインストール
ただし小加工は必要になるケースも…
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この付け方なら、埋め込みタイプでもないのにフラットに仕上がりますね!。
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そうなんですよ。付け方次第で、完成度は上がるわけですよ〜。分かってもらえました?
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これなら埋め込み加工もいらないし、小物入れに付けようっと。
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ただし、そういうスペースに付ける場合は「奥に隙間がないなら配線を通すための穴開け加工は必要」です。
小さな穴を開けて
配線をパネル裏に通すのだ
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う〜ん。結局穴を開けるしかないのか。
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まあ、無加工で付けられる場所を取るか、少々加工してでもこだわった位置に付けるかは人それぞれですね。
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よーし、穴開けようっと!
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あ、待って。イルミちゃんがやるなら、いちおう「失敗しても、その部分だけで買い直せる部品」にしておいて。
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なによ、DIY女子に向かって失礼なッ!!
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あ、いや、今のは「一般的に言えるアドバイス」ですよ。…アハハ。
DIY Laboアドバイザー:ジュニア
カーDIY用品・エーモン広報担当。自身もクルマいじりが好きなので、アドバイスもユーザー目線で実践的。単なる製品紹介的な枠に収まらず、メーカー広報と言うより「DIYの広報マン」と言ったほうがいいかも知れない。エーモンのアウトロー的存在。
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