車の電装コラム
エーモンのUSB電源ポートに「USB Type-C」モデルが登場
エーモンから車用のUSB Type-C電源ポートが新登場。USB Type-Cは、スマホやタブレットの急速充電ができる他メリットが多いので、Type-Cの最新スマホを使っている人は要チェック。エーモン製だけに、DIY取り付けしやすいのもポイント。
ありそうでなかった、エーモンの「USB Type-C」電源ポート
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この10月に発売になったエーモン新作アイテム☆ルポの続き。
●レポーター:イルミちゃん
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エーモンのUSB電源ポートに「USB Type-C」モデルが登場しました。
●アドバイザー:エーモン 中塚研究員
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スマホやタブレットの充電に使える、USB電源ポートシリーズですね。
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これまでにもDIYラボ上で取り付け方法など解説してきましたが、従来品はType-Aのみだったんですよ。
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待望のType-Cモデルが登場したよ~ってことですね。
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ハイ。特長としては「PD3.0規格対応」なので急速充電ができます。
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なるほど、なるほど。
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iPhoneの充電などをするにしても、急速充電はとても便利です。
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過去のものとは比べ物にならないですもんねぇ。
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それから「PPS対応」です。
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…なんですかソレ?
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ひとことでいうと、機器に合わせた最適な充電をする機能です。
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フムフム。
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電流を細かく調節して、デバイスの発熱を抑えながら充電することで、バッテリー劣化のリスクを減らしたりする効果もあります(※)
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新型の充電器は、いろいろと賢いのね。
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使用可能電力は27W以下、となっております。DC12V車専用品です(24V車は不可)
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ここまでは充電器としてのスペックの話ですが、エーモンのUSB電源ポートは、DIYで取り付けしやすいようにできている点もポイント。
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そうですね。そこは従来品と同じですが、取り付け方法についても改めて解説しておきましょう。
(※)デバイス側もPPS対応である必要がある。
エーモンのUSB電源ポートは、DIY取り付けする人に親切設計
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エーモンのUSB電源ポートには、もともとプラス線にはギボシ端子オスが付いていて、マイナス線にはクワ型端子が付いています。
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ギボシ端子オスが付いているということは……
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ヒューズ電源側の「ギボシ端子メス」とつなぐ想定ですね。ヒューズ電源は別売りですが。
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なるほど。
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ただ、ヒューズからの電源取り出しが必須ということではありません。ヒューズ電源なら、配線加工せずにそのまま接続できる、という話ですね。
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ギボシ端子をエレクトロタップに付け替えて、配線から電源を取ってもいいわけですね。
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いずれにしても、エンジンを切ったら電源が遮断されるACC電源(あるいはIG電源)を取るのが基本です。
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本体の固定は付属の両面テープで行うので、充電しやすい位置に取り付けます。
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どこに付けるかは、自由に決められる。
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例えばグローブボックスとか。配線が1メートルあるので、グローブボックスに取り付けたとして、ヒューズ電源にはだいたいのケースで届くと思われます。
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設置の自由度が高くて、端子のカシメ作業などをしなくて取り付けできる電装品……という意味で、DIY取り付けが向いている製品ですね。
写真は従来からあるType-Aモデルだが、新型のType-Cモデルでも同じ。
DIY Laboアドバイザー:中塚雅彦
カーDIY用品メーカー・エーモン広報担当で、エーモンの顔と言える人物。端子や配線コードの仕様など細かいところまで深い知識を持っているので、DIYラボでは「電装DIYのきほん」に関する記事を担当。中塚ハカセ、とも呼ばれている。
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