スイッチを付ける方法

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空きスイッチパネルの活用法として、便利なスイッチ埋め込み

空きスイッチパネルを活用して、スイッチを埋め込んだプロショップの実例を紹介。取り付けたLEDの容量が多めで、手動でオンオフできるスイッチを付けたい・できるだけ純正っぽくスイッチを付けたい人の参考になる。

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  LED加工専門店〈イルミスタ〉の野本研究員がよく使っている、気になるスイッチについて言及したいと思います。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  気になるスイッチ？

  ●アドバイザー：イルミスタ 野本研究員

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  このスイッチのことです。



一番左の空きスイッチパネルに、スイッチが埋め込まれている。

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  空きスイッチパネルに純正っぽく収まっているし、押しやすそう。いいなぁと思ったんですけど……コレはどこで売っているのか？

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  これは、エーモン製のスイッチなんですよ。

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  あ、そうなんだ。……エーモンのスイッチにこんなのあったっけな？

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  元はこのスイッチです。



Amazonでも販売されているエーモンのプッシュスイッチ（3210）

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  あれ？ カタチがぜんぜん違うような……

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  純正の空きスイッチパネル（スペアスイッチホール）に穴を開けて、これを埋め込んでいるんですよ。

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  あ、そういうことか！

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  空きスイッチパネルに埋め込んで使うのには、もってこいのスイッチですね。

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  土台の部分は純正部品なんだ。

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  そうですね。どこかに穴を開けて埋め込む用途のスイッチなので。

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  エーモンの公式スペックによれば、取り付け穴径は16Φ、適合板厚が1～6ミリまでとなっていますね。

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  その条件を満たせばどこでも埋め込みはできますが、そうはいっても、なるべくダッシュボードなどには穴を開けたくないですよね。

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  そりゃそうだ。

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  空きスイッチパネルだったら、部品で交換すれば元に戻せますからね。

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  なるほどね。
  見た目も自然だし。

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  そうですね。

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  ……でも、そういうことなら、エーモンが最初から「空きスイッチパネル交換型」として作っているスイッチもありますけど？

こういうスイッチもある



詳細はAmazonのプッシュスイッチ トヨタ車用（3216）参照。



詳細はAmazonのプッシュスイッチ トヨタ車用（3217）参照。

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  なぜ、こういうタイプのスイッチを使わないのでしょうか？

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  そこは容量の違いがあるからです。

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  ホホウ。

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  純正パネルと交換型のプッシュスイッチは、容量的に500ミリアンペア（0.5アンペア）だったりするんですよ。

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  フムフム。

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  しかし、例えば最近紹介した〈スライドドアLED〉だと、左右分で1.2～1.3アンペア程度の電流は流れるので、500ミリアンペアでは足りないのです。



「車のスライドドアレール内を間接発光させる〈スライドドアLED〉」参照。

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  明るさ重視で5050テープLEDとかを使うと、1アンペアを超えてくることは普通にあるんだ。

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  今回使っているスイッチ（3210）は、3アンペアまで対応です。容量でいうと、6倍もありますので。

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  なるほどぉ。

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  もちろん容量の小さいスイッチでも、リレーを使って容量制限を超えた使い方をするのも可能ではあります。

スイッチの容量制限を突破する方法については、「デイライトにスイッチを取り付けて自由にオンオフさせるには？」などを参照。

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  ただ、こういったリレー回路を組まなくても、そのまま使えるのがエーモンのプッシュスイッチ（3210）のメリットですね。

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  それで気に入っていつも使っているのね。

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  はい。このやり方は、イルミスタではかなり前から行っていますね。定番と言っていいです。押せば光るので、分かりやすいし。

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  確かに「見た目」と「容量」のバランスからいって、この手は使えそう！

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  ただ、純正の空きスイッチパネルに穴をあけるのは、ちょっと大変な作業ではあります。

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  16ミリの穴を開けるっていうだけではダメなの？

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  空きスイッチパネルは、裏側が補強の凹凸だらけになっていて大変なんですよ。



空きスイッチパネルの裏面。

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  かなり肉厚の補強みたいのが入っているので、これも切り落とさないといけません。

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  単に穴を開ければスポンって付くものではないと。

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  そうですね。補強を切るのは、ニッパーだけだとなかなか大変かもしれません。僕は超音波カッターなどを使ったりしています。

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  そのうえで、16Φの穴をドリルで開けるわけですね。

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  手間はかかりますが、そこそこ容量の大きいスイッチを使いたい人には、オススメのやり方ではあります。