年末スペシャル2021
2021年の気付きと学び
DIYラボの年末スペシャル2021・最終日。今年公開した365本の記事を振り返り、いまいちど読むべきオススメをピックアップしてもよいのだが、人によって意義ある記事はバラバラだし、大晦日は何かと多忙なもの。そこでDIYラボ別館のユキマちゃんセレクト(独断と偏見)で、ザックリと総括してみる。
ユキマセレクション2021で今年の学びを振り返る
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いよいよ、2021年も終わります。
●DIYラボ本館:イルミちゃん
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大晦日にまでDIYラボを見に来てくれている変わった人達のために、今日はとっておきのネタを披露します。
●DIYラボ別館:ユキマちゃん
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とっておきのネタ?
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その名も、ユキマ・セレクション2021。
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なにそれ?
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今年公開した記事の中から、特に重要なものを私が独断と偏見とピックアップし、ランキング形式で紹介するの。
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……なんだかんだいって、今年1年を振り返ろうっていうことね。
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第5位からいきます。
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10位からじゃないの?
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こういうのはテンポが大切なの! 大晦日はみんな忙しいんだから!
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早く終わらせてとっとと遊ぼう、という魂胆が早くも透けて見えます。
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第5位はこちら。
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え、この話題が5位なの?
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なにか?
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あ、いや、塗装の記事を取り上げるにしても、他にももっといろいろある中で、なぜ「垂れ」なのか……と。いくらなんでも地味過ぎない?
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ほんだ塗装の本多研究員は、垂れを修正するのがウマイのよ。
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それは知っているけど。
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なぜ彼が、垂れを直すのが得意なのか知ってるの?
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それは、やっぱりプロだから……
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そうじゃない。垂れを直すのが得意なのは、よく垂らしてきたから、に決まっているでしょう!
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……誤解を招く表現ね。フォローを入れておくとクリア塗装で艶々に仕上げるためにギリギリまで重ね塗りするから垂れるリスクを取っているという理屈なのであって……
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そんなことはどうでもいいのよ。
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あん?
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私が言いたいのは、失敗することで磨かれる技術もある、ということね。
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……ホホウ。
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最近の傾向として、「失敗したくないから」という気持ちが強すぎるDIYユーザーの人が多いと思うんだよね。
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あ~、確かに、そういう理由で、やる前にいろいろ質問してくるDIYユーザーは多いよね。
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ネットで調べれば情報だけは何でも出てくる世の中だから、かえって事前情報に振り回されている面もあるのかな、と。
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フムフム。
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でも「失敗しないこと」が、本当に成功と言えるのかな、と思うわけよ。
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へ、へぇ……えらく哲学的ね。今日はどうしちゃったのよ、ユキマちゃん。
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む。ワインがなくなった。
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あ。飲みながらやってたのか! 紅茶に見せかけて…。
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これはある研究員の受け売りなんだけど、「本当の意味での失敗はない」という言葉もあるわ。失敗したほうが逆に学びが多くてラッキー、という考え方ね。
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聞かなくても、誰の言葉なのか分かる気がするわ。(…球屋の森田研究員に違いない)
新しいことに挑戦するにも「時間」が必要
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次は、この記事の中に隠された学びに注目します。
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あ~。パドルシフト移植は納得ね~。これは今までのLED加工とは違った流れとも言えそう……
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ううん。記事の内容はどうでもいいの。
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……はい?
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着眼点は、球屋の森田研究員が「どのようにして、パドルシフト移植ネタに気づいたか」。プロセスも大切なの。
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どのようにって、常に新型車に触り続けるという話を年末スペシャル2021(※)の中でしたばかり……
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ある日のこと。森田研究員は、80ハリアーのステアリングをボンヤリ眺めていました。
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ボンヤリ、ではないだろ? 失礼よ?
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すると、80ハリアーのステアリングの意匠はクラウンと同じであることに気づきました。
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……だから、クラウンのパドルシフトが移植できるかもっていうエピソードなら、記事でも触れたわよ?
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違う。そこじゃない!
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え? どういうこと???
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一番重要なのは、ボンヤリとステアリングを眺めていたことなのよ。
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いや、だからボンヤリではないって……
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2021年前半といえば新型コロナ騒ぎ真っ最中。球屋でも仕事のキャンセルが増えていたときなの。
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そういうときの種まきのセンスがスゴイよね。
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でもそんな森田研究員だって日々の業務に忙殺されている状況下では、なかなか新しいネタも生み出せまい。コロナ禍で生まれた時間を上手く活かした点が重要。
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フムフム。
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現にその後、コロナ禍の反動で忙しくなってしまい、今年買ったデモカーのアクアは放置プレイになっているではないか。
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……ここでそんなネタをバラさなくても。
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つまり、パドルシフト移植の件は、時間的な余裕の大切さを物語っているとも言えるの。
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選んだ理由が回りくどすぎて分かりにくいんだけど?
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私の学びはコレ。
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でないと、日々の忙しさを言い訳にしてチャレンジを後回しにし続け、けっきょくなにも挑戦しないまま終わる人生になりかねません。
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酔っているとはいえ、そこまで飛躍するんだスゴイな。
ぼんやり眺められていた、80ハリアーの純正ステアリング。
球屋・デモカーの新型アクア。多忙につき研究開発が滞りがちになっている。
常識を疑い、デメリットを知ることも大事
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そして、この記事の重要性は、今いちど語っておきたい。
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今年は、私的にはソケットレンチの勉強が進んだことが一番大きかったので、中でも重要な1本を選びました。
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へぇ。それにしてもこの記事を選ぶとは意外ね。てっきり、差込角の呼び方あたり(※)を選ぶと思ったけど。
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だってさ、普通のソケットレンチのコンテンツなら「ソケットレンチってどんな工具なの?」「ソケットとハンドルを自由に組み合わせることができるから、どんなネジにもアクセスできる、とっても便利な工具なの~♪」みたいなノリで始まるわけよ。
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まあ、そうね。
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ところが、トリー研究員ときたら、ソケットレンチ講習のしょっぱなからソケットレンチのデメリットを言いまくり、水をさしまくり?
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便利工具にはデメリットもある的な話ね。
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車業界ではソケットレンチとラチェットハンドルの組み合わせがスタンダードになっているけれど、必ずしも合理的なチョイスとは言えない場面も多い。
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ふむ。そのへんも踏まえて、トリー研究員の工具再入門では「目からウロコ」というサブタイトルを打っておりますが……
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つまり私が言いたいのはコレ。
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「みんなそうしているから」とか「そういうもんだから」とかいう、理由になっていない理由に従って生きるのはどうかと思いマース。
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だいぶ酔いが回ってきたみたいだけど、まだ3位よ。大丈夫なの?
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では、このへんで2021年の総括を終わります。
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おい。ちょっと待て! 5位~3位で終わるランキングなんて聞いたことないぞ。
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1位と2位を決めるのは、この記事を読んでいるアナタ!
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あー、きったね!
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私は肉を焼かないといけないの。ワインには肉がないとね。じゃ、あとはヨロシク。
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……。