車を便利にする電装DIY

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アルファード（SDナビ＋JBL仕様）のリアモニター付き車でミラーリングするときの注意点

SDナビ＋JBL仕様のアルファード（ヴェルファイア）でもミラーリング可能なアイテムは出てきたが、ナビモニターに映した映像は、そのままではリアモニター（SDナビ装着車のオプション）には映らない。純正リアモニターにも同じ映像を映すには、さらに技がいる。

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  「JBLプレミアムサウンド付き・30アルファードでミラーリングするのに必要なモノ」の続きです。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  アルファードやヴェルファイアのリアモニター付き車でミラーリングするときの注意点について、お話したいと思います。

  ●アドバイザー：ビートソニック ワタナベ研究員

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  リアモニターは、SDナビ装着車用のオプションですね。

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  ここまで説明してきた通り、SDナビ＋JBLプレミアムサウンド付き車であっても、ビートソニック・HVXT01を使えば、iPhoneやAndroidスマホでのミラーリングが可能になりますが……



Amazonでも販売されているビートソニック・HVXT01

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  フロントモニターに映した外部入力の映像が、そのままリアモニターに出力はされない……という問題が残ります。

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  それってもしかして、ナビからリアモニターへの出力制限（※）がかかっているってこと？

※「ナビの映像出力を使ってリアモニターに映すときは〈出力制限〉に注意…！」参照。

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  それとは別の問題です。HVXT01で外部入力する映像信号は、純正のテレビやDVDとは別ラインで、制御方法も異なるんですね。

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  フムフム。

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  純正ソースの地デジやDVDの映像とは、そもそも経路が違うというか……そういうシステム的な都合で、リアモニターには映像を出力できないのです。

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  では、フロントのナビ画面とリアモニターで、同じスマホのYouTube映像は映せないんだ。

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  いや、方法はあります。
  今日はそれを解説しましょう。

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  リアモニターが付いているアルファードやヴェルファイアには、センターコンソールの後ろのところにHDMI入力口が標準で付いているんですよ。

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  え。純正で外部入力は付いていないんじゃなかったっけ？

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  この外部入力はリアモニター専用なんです。そこに機器をつなぐと、リアモニターにだけ映る仕様です。

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  あ～なるほど。
  後席のエンターテイメント用ってことね。

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  この点を利用しまして、HDMI分配器を使って「ナビモニターとリアモニター」の両方に、HDMIの信号を入れる方法があります。

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  ほう……なるほど。

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  ここで必要になるのが、HDMI分配器ですね。ビートソニック製品でいうとIF33Aです。



Amazonでも販売されているビートソニック IF33A

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  そして、HVX本体にHDMI入力をする前に、このIF33Aで分配するんです。

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  え～っと、つまり、どういう配線図になるのかな？

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  iPhoneをつなぐとすれば、まずiPhoneからIF33Aにつながって、そこで分配します。そこからHVX本体に行く線と、リアモニターに行く線に分けるのです。



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  こうすれば、HVXT01で作ったナビ（フロント）の外部入力と、リアモニターの外部入力の両方に、同じスマホの映像信号を入力できます。

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  ナルホド―！

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  ただ、他に必要なモノとしましては、この分配器を使うことで、HDC2A（HDMIケーブル）が少なくとも3本は必要になります。



ビートソニック・HDC2A

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  「スマホ→分配器」〜「分配器→HVX本体」〜「分配器→リア外部入力」へ……ってことか。

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  ハイ。IF33Aはグローブボックスかどこかに隠して設置し、そこからHDMIケーブルでナビ裏のHVX本体と、リアの外部入力までHDMIケーブルを取り回します。

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  必要なアイテムと手間は増えるものの、フロントのナビ画面と、リアモニターに同じ映像をミラーリングすることは可能なようです。