DIYイルミネーション
LEDネオンサインボード
(光る文字の看板)
の作り方╱後編
LEDで
光る看板
LEDネオン文字
明るく目立って
商売繁盛
街のカフェ等で見かけるLEDネオンサイン。もともとはプロの看板屋さんにワンオフ製作を依頼するようなアイテムが、今やネット通販で材料を安く揃えて、DIYで作ることができてしまう。作り方はDIYラボでバッチリ。
LEDネオンチューブの切り出し作業
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「LEDネオンサインボード(光る文字の看板)の作り方」の続き。
●DIYラボ別館:ユキマちゃん
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前回は、ボードにホルダーをセットするところまで出来ました。
●アドバイザー:エルパラ 平川研究員
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あとはここに、LEDネオンチューブをはめこんでいけばいいんだね。
●DIYラボ別館:所長
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まず、型紙と長さを合わせてLEDネオンチューブを切り出します。
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そうか。
この段階までは型紙を捨てたらダメなのね。 -
LEDネオンチューブは、どうやって切るの?
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普通のハサミで切れます。ただ、どこで切ってもいいわけではなくて、カット位置(黒い点)で切るようにします。
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ねえ、これ途中でカットしてしまったら、2本目からは配線コードがなくなるね。
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そこは普通のテープLEDと同じで、配線コードを自分で付け直さないといけない。
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今回の例でいうと、「O」の文字が2本のチューブに分かれているから、2本目には配線コードがない状態なんだ。
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1本目の後ろから、2本目の先頭に対して、配線コードを橋渡しでつながないといけませんね。
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ということは、1本目のお尻と、2本目の頭に、配線コードを付ける。
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配線コードを長く切り出して、連結してしまえばいいんじゃないの?
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今回はネオンサインボードだから、配線はボードの裏側に通してから、裏側でつなぎたいんだ。
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なるほど。
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で、配線コードをボードの穴に通す前に、エンドパーツを付けておきます。
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エンドパーツって……末端まで光るようにするキャップみたいな部品ね。
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この場面は、接着剤「セメダインPPX」がオススメ。
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配線コードはエンドキャップを通って裏側に出ます。
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仕込みが出来たぞ。
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ようやくセットできるわね。
この作業は、型紙の上で行う。
チョキン
赤黒の平行線を使っているので、赤をプラス側に、黒をマイナス側に付ける。
セメダインPPX
「セメダインPPX」は今まで付かなかったシリコンゴムやフッ素樹脂といった「難接着材料」用の接着剤。
まずはセメダインPPXのプライマーを塗布。
時間をあけずに接着剤を塗る。
エンドキャップを付ける。
ネオンサインボード裏面の配線方法
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ここまでできたら、配線コードを穴に通しつつ、LEDネオンチューブをホルダーにセットします。
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おお~!
文字の形になった。 -
これを繰り返しながら、裏側で配線コードをつなぎます。
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「O」と「P」は2本に分かれているだけだから、まだシンプルだけど……
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「E」は3本、「N」は4本に分かれているから、連結作業が多くなるね。
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まあ、でも、ここからは同じ作業の繰り返しですよ。
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スゴイ! 本当にホルダーだけで文字の形を作れるのね!
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ホルダーの位置が絶妙だなー。
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あとは、各文字の配線をまとめて、DCジャックコネクター経由で、点滅調光コントローラーとつなぎ、ACアダプターとつなげば完成。
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そして最も重要な作業、コンセントに挿すところは私がやったげるわ。
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……はいはい。
お願いします。 -
見事なネオンサインができました~!!
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おお~!!
素晴らしい…! -
プロに頼んで作ってもらったみたいな完成度。
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……実際、平川研究員はエルパラから出向しているLEDのプロだけどね。
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でも、LEDネオンチューブを使えば、DIYでもネオンサインボードは作れますよ。
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とはいえ、漢字は面倒くさいから、やりたくないなァ。「所長」とかあり得ないわね。
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……まだ言ってる。
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……だから、レールホルダーは必要ないと思ったんだよ。
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あは……。
そういうことか。 -
そういえば……。
なんで「OPEN」なの? -
さあ?
私は言われた通りに型紙を作っただけですが…… -
だって、どうせだったら、そのままお店で使えるネオンサインを作ったほうがいいじゃない。
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DIYラボ別館を辞めて、喫茶店でもはじめるのか?
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……いやいや、平川研究員。ユキマクンはそんな働きものではないんですよ。
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これ、いくらで売れるかしらね。ネットで売ったらけっこうな金額になるんでないの?
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……。
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ね?
>>> おしまい。
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