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基礎知識まとめ

光モノと車検

車検に通るヘッドライトの条件/ケルビン数の目安

9月1日からヘッドライトの明るさの測定がハイビームからロービームへと変わったことで、「ヘッドライトの車検」について関心を持つ人が増えている。「ヘッドライトが車検に通るための条件」をあらためて整理した。

9月1日からロービーム測定に切り替わったことが話題ですけど、ヘッドライトの規定は明るさだけではありませんよね?

「明るさ」「色」ですね。そしてロービームでの明るさ測定のために「配光」が問われるようになった、ということです。

アドバイザー:IPF・市川研究員

色は「白色」であること。
ただし平成17年12月31日以前の車は「黄色」もOK

車検場では色のチェックは検査官の目視で行う。

車検に通る限界のケルビン数はどの位か?

4300K ⇒黄色みあり

6000K ⇒白

6850K ⇒青白

  • 市川

    ケルビン数(色温度)は高くなるほど白から青に近づき、低くなるほど白から黄色へと近づきます。

  • イルミ

    何ケルビンまで車検に通るんでしたっけ?

  • 市川

    ええっとですね、これがハッキリケルビン数で決まっているわけではないんですよ。

  • イルミ

    え、なんですかソレ?

  • 市川

    まず下限は、約2500ケルビン付近から大丈夫なものもありますが……実際には色の範囲って1方向の線ではなくX軸Y軸があって、同じ2500ケルビンでも白ではなく黄色に該当してしまうものもあるんです。

  • イルミ

    ええ〜!! まぎらわしい!

  • 市川

    同ケルビン=同じ色ではないのです。極端な例を挙げるとムラサキっぽい6000ケルビンもあれば緑っぽい6000ケルビンもあるんですよね。

  • イルミ

    そういえば同じ6000ケルビンでもメーカーによって色合いは微妙に違いますね〜。アレのことか。

  • 市川

    そうなんですよ。しかも車検の場合は、最終的な判断をくだすのは検査員。つまり人間の目です。

  • イルミ

    2500ケルビンは見た目にはどう見ても黄色ですよねぇ。

  • 市川

    そうです。つまり落とされる可能性も高い。でも規定でいうと白の範囲に入っている2500ケルビンも存在しているんですよ。

  • イルミ

    なんだかなぁ。そのへんのルールはもうちょっと明確にしてほしい気がしますねぇ。

  • 市川

    だから現実問題としては、「安全マージンを取ったケルビン数」が無難なわけですよ。

  • イルミ

    では、人間の目で見て常識的に白だな〜って言えるのは何ケルビンぐらいからなんでしょう?

  • 市川

    「下限」は電球色まで、という風に考えるのが無難でしょうね。ようは純正ハロゲンの色温度。これがだいたい3000ケルビンぐらいです。

青白は何ケルビン位までが車検に通る範囲?

ケルビン数が上がると白⇒青に近づく

  • イルミ

    ドレスアップ的には、車検に通る「上限」のケルビン数が知りたいですよね。

  • 市川

    条件は7000ケルビンを越えない程度がひとつの目安です。が……

  • イルミ

    さっきのリクツで、7000ケルビンで通らないものも出てくると?

  • 市川

    そうなんです。ギリギリまで攻めていくと白の範囲から外れるものも出てくるので、無難なのは6500ケルビン前後と考えたほうがいいです。

  • イルミ

    なるほど。IPFのLEDヘッドライトバルブも6500ケルビンですもんね。

  • 市川

    H11のLEDバルブは、7000ケルビンの設定もあります。でも同じ7000ケルビンでもLEDはHIDより白く感じるのです。IPFの6850ケルビンのHIDと、7000ケルビンのLEDを並べると、HIDのほうが青白に見えますからね。

  • イルミ

    へぇ〜LEDとHIDでも違うんですね!

  • 市川

    光の波長が違うためですね。そういう意味ではLEDヘッドライトバルブなら7000ケルビンでも白色範囲に収まっているものが多いと思いますよ。

明るさは測光ポイントが6400カンデラ以上

ロービーム(すれ違い灯)の明るさは6400カンデラ以上です。測定場所も決まってます。

✔「ロービーム照明部中心の高さが1m以下」のクルマの場合、照明部中心の左23センチ・下11センチの位置が測定ポイントとなる。
✔「照明部中心の高さが1mを越える」クルマの場合は、照明部中心の左23センチ・下16センチの位置が測定ポイント。
  • 市川

    HIDや最新LEDバルブなら明るさ的には心配ないと思いますが……心配なのは配光です。

  • イルミ

    9月1日からロービーム測定に切り替わり、従来のハイビーム測定のように「明るささえ出ていれば事実上OK」という状況ではなくなったわけですね。

  • 市川

    そうです。ロービームはカットラインがしっかり出ていないとテスターが正しく明るさを測定できないため、車検に落ちてしまう可能性があるのです。

  • イルミ

    この問題は「H4ヘッドライトのLED化は配光性能が問われる時代へ」で詳しく触れています。気になる人はそちらもチェック!

DIY Laboアドバイザー:市川哲弘
LEDやHIDバルブでお馴染みのIPF(http://www.ipf.co.jp/)企画開発部に所属し、バルブ博士と言ってもいいほど自動車の電球に詳しい。法規や車検についても明るく、アフターパーツマーケットにとって重要な話を語ってくれる。

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