ドラレコ取り付けの知識
ドラレコの電源取り出し╱今どきの最短ルートを知っておきたい
ドラレコ電源の取り出し方法も進化している。最近の車種はルームミラーもある意味で電装品化している=「ドラレコの近くに電源が来ている」ので、それを利用する手段があるのだ。ここではトヨタ車のデジタルインナーミラー裏からドラレコ用電源をカプラーオンで取り出せる、ビートソニックの新作ハーネスに注目。
ドラレコ電源をルームミラー裏からカプラーオンで取り出す方法がある
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今回はビートソニックが開発した、注目のハーネスについて取り上げます。
●レポーター:イルミちゃん
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まずは「BHD-T101」という、トヨタ車専用のドライブレコーダー用電源取り出しキットです。
●アドバイザー:ビートソニック ワタナベ研究員
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ドラレコの電源取り出しは、一般的にはシガーソケットか、あるいは配線を隠す用途だとヒューズボックスなどから取ることが多いようですが……
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どこから取るにしても、そこからフロントガラスの上まで、内装の中へ長い配線を通していくことになります。
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ふむ。
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ダッシュボードの裏側を通しつつ、ピラーの内張りを外して中を通さないと、上まで運べません。
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この手間が問題なんですよね〜。しかもピラーエアバッグとの兼ね合いもあるから慎重にやらなきゃだし…。
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そうなんですよね。しかしビートソニックのBHD-T101を使えば、もう下から電源を持っていく必要はありません。なぜなら、ルームミラーの裏から電源を取るからです。
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ルームミラー?
なぜそんなところに電源が…? -
トヨタ車のデジタルインナーミラーに来ている電源を利用するんですよ。
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あ、そういうことか! デジタルインナーミラーは立派な電装品。それを動かすための電源は当然そこに来ている。
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そうです。今どきのクルマって、考えてみればドラレコの近くに、すでに使える電源が来ているんです。だから、それをちょっと分けてもらおう、という作戦ですね。
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ミラーとドラレコの位置関係は近い。こんなに都合の良い話はない。
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しかも、その電源線はミラー内で車両側のカプラーで接続されているんですよ。ココが重要。
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……ということは、カプラーオンで割り込めるってことですね。ビートソニックの得意分野だ。
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カプラーオンによる分岐なら、純正配線を切ったり、車両側の配線をエレクトロタップで分岐したりする必要もありません。
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つまり配線は無加工でいい。
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車両側の配線は無傷で作業できます。そこは意外と重要で大きなポイントです。
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それならDIYでドラレコを付けたい人には、かなり扱いやすそう。作業が大幅にショートカットできるもん。
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ハイ。今回は特にDIY寄りの製品です。もちろん、ショップでの取り付け作業を効率化する用途にも使えると思いますけれど。
実売価格等の詳細は、Amazonのドライブレコーダー用電源ユニット BHD-T101参照。
ピラー内張りを外す必要もあり
BHD-T101はUSB給電式ドラレコ向け
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BHD-T101で取り出した電源は、どうやってドラレコにつなぐんですか?
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BHD-T101には、電源取り出しケーブルのほかに、黒いボックス状のUSB電源ユニットが付属しています。
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USB電源ユニットとは?
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車両から取り出した電源を、ドラレコで使う5VのUSB電源に変換している部品です。USB電源ユニットからは、Type-Cの形で電源が出ます。
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では、ドラレコ側の電源端子もType-Cでないと使えない?
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いいえ。BHD-T101には3種類のUSBケーブルを付属させています。
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ほお。3種類も?
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Type-C―Type-C、Type-C―Mini-B、Type-C―Micro-Bです。ドラレコ側の端子に合わせて、どれか一本をつないで使います。
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USB電源ユニット側は全部Type-Cで、ドラレコ側だけ3種類から選べるんだ。
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そういう製品仕様です。
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どのUSBケーブルも、ずいぶん短いですね。
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各15センチです。ミラー裏からその近くに付けたドラレコにつなぐ前提なので、長いケーブルは必要ありません。
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そうか。むしろ配線が長いと、余った配線を隠すのが大変になる……。
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そうなんですよ。今どきのルームミラー周辺にはカバーが付いているので、その中へUSB電源ユニットや余った配線をまとめやすくしています。
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へー!
隠し場所まであるのか。 -
だから、そのあたりも考えて、接続ケーブルの長さを決めています。
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ちょっと気になったのですが、このカプラーオン接続する電源取り出しケーブルからは、ドラレコ用のACC電源だけを取り出しているのでしょうか?
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いいえ。実は、常時電源とACC電源とグランドを取り出しています。
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常時電源もあるんだ!
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あります。3系統が、3ピンのコネクターにまとめられています。
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ということは……ですよ。
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はい。
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このハーネスは、駐車中も録画する「常時録画ドラレコ」にも使えそうな!?
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そこなんですけどね、まず『BHD-T101の付属USB電源ユニットを通して使う場合』常時録画ドラレコには非対応です。
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なんでよ? 常時電源を取っているのに?
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USB電源ユニットが立ち上がるきっかけを、ACC電源にしているんですよ。
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ふむ。
…つまり? -
車両がACCオンになるとUSB電源ユニットが立ち上がり、常時電源側の電源を使って動きます。常時電源自体は来ていても、ACCが入らなければUSB電源ユニットは立ち上がりません。
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だからこのUSB電源ユニットにつないだドラレコも、クルマがACCオンにならないと起動しない。
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そういうことです。
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常時録画機能を持つドラレコをつなぐことはできないのか。
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はい。BHD-T101のUSB電源ユニットを使う構成は、走行中のみ録画するUSB給電式ドラレコ向けです。
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でも、電源取り出しケーブルには常時電源・ACC電源・グランドが全部来ているのに……なんかちょっと惜しい気がするな。
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ハイ。そう思いますよね。そこで、もう一つの製品である「BHD-T102」の出番となるわけです。
常時録画ドラレコにはBHD-T102
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T101とT102はどう違うのでしょう?
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こちらは電源取り出しケーブルだけの製品です。BHD-T102にはUSB電源ユニットやUSBケーブルが付属せず、3ピンの電源取り出しケーブルだけが入っています。
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では、このケーブルをドラレコに直接つなぐ?
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ハイ。同じ3ピンコネクター形状に対応するドラレコならば、そのまま接続できます。この場合は常時電源・ACC電源・グランドを、まとめてドラレコへ送れます。
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でもそれは、コネクター形状が一致すれば……の話では?
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そうなんですが、実はこのコネクター形状って、ドラレコ業界での採用例がけっこう多いんです。常時録画をするには、常時電源とACC電源とグランドが必要なので、それらを3ピンにまとめた同コネクタ形状の直接配線ケーブルがよく使われています。
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ホホウ。ドラレコメーカーをまたいだ正式な統一規格でもあるのでしょうか?
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いえ、正式な規格ではありません。ただ、同じようなコネクター形状とピン配置を採用している機種が多い、という傾向の話です。
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へー!
そうなんだ! -
ただし「常時録画ドラレコなら何でもつながる」と考えてはいけません。だからビートソニックではドラレコ側の適合情報も出していますので、必ず確認してください。
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BHD-T102は、適合する3ピン入力のドラレコに直接つなぐためのモデル。
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はい。いっぽう、一般的なUSB給電式ドラレコにつなぐための部品を一式そろえたものがBHD-T101、ということです。
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それで二種類に分かれているのか。
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なお、両者は、電源取り出しケーブルだけを比べたら完全に同じモノです。
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T101の電源取り出しケーブルにも、同じ3ピンが付いているってことね。
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付いています。
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ってことは適合ドラレコなら、T101のUSB電源ユニットを使わず、直接3ピンでつなぐこともできるってこと?
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できますが、それではUSB電源ユニットが余ってしまうので無駄になってしまいますね。
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なるほど。とはいえ、T101でUSBドラレコをつなげていた人が、将来的に常時録画にするために配線方法を変えるとなったら、そのときにT102を買い直す必要はないってことだ。
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ああ、そういうことなら、T101でどちらのパターンも対応できますね。
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でも現時点で常時録画ドラレコを取り付けるなら、T102一択ですね。
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T102は、言ってみれば『ドラレコメーカーが用意する直接配線コードを使ってヒューズボックスまで取り回す』代わりに、デジタルインナーミラー裏に直接つなぐようなものです。
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新手の「デジタルインナーミラー直接配線コード」か!
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あ、そうそう。
そんな感じですね! -
小さなハーネスですけど、ドラレコ取り付けで面倒だったところを、ずいぶん近道できますね。
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そこを分かってもらえれば、ありがたいですね。
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ただし注意点としては「車種の適合」だけでなく「ドラレコ側の適合」にも確認が必要、ということです。
実売価格等の詳細は、Amazonのドライブレコーダー用電源ケーブル BHD-T102参照。
DIY Laboアドバイザー:渡邊悠二
カーエレクトロニクスの雄、ビートソニックにおける技術部のホープであると同時に、同社の「顔」としての活躍も期待される人物。プログラマー出身で、ITにも車にも強いが、いちばん得意なのは料理という説も。●ビートソニック TEL
0561-73-9000
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