東京オートサロン2023ルポ⑦
サブバッテリーを走行中に充電するセルスター製アイソレーターが登場
キャンプやアウトドア、さらには災害時に重宝する電源関連製品を得意とするセルスターから、アイソレーターの新型が登場。アイソレーターとは、サブバッテリーを走行しながら充電できるアイテム。存在を知ると、持っておきたくなる。
セルスターの新展開「C5Cシリーズ」とは?
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「セルスターブースに見るレーザー&レーダー探知機2023年モデル最新事情」の続き。
●DIYラボ本館:イルミちゃん
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おや?
まだ続きがあるの?●DIYラボ別館:ユキマちゃん
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「東京オートサロン2023」におけるセルスターブースの見ドコロは、ドラレコやレーダー探知機だけではないのだ。
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と言うと?
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「C5C」のコーナーは見逃せません。
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なによ、C5Cって?
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「セルスター・GO・キャンピング」の略らしいよ。
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もしかしてセルスターもアウトドアブランドを立ち上げるのか?
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新ブランド立ち上げ……とまでいうと大げさかもしれないけど、セルスターはもともとキャンプやアウトドアで活躍する電源関連アイテムを得意とするメーカーでしょう?
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ポータブルバッテリーみたいなやつね。
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そういった関連製品をまとめたのが「C5C」シリーズってことね。
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なるほど。何やらいろいろ並んでいるぞ。
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ちなみにこのC5Cシリーズ、昨年のオートサロンでレポートしたアイテムも含まれているんだけど……
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フムフム。……でも読者もそんなこと忘れているよね。
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……だと思うので、ここでカンタンにおさらいしておくと、まずはリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを採用した、安全性の高いポータブルバッテリー。
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リチウムイオンはいろいろと恐い話も聞くからね。私もリンさんには注目しているよ。
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バッテリー自体が膨らんだり過熱したり破裂したりといった危険性を回避するために、より安全性の高いポータブルバッテリーを目指して作られたのが、この「PDL-300」です。
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待っている人も多いと思うんだけど、いつ発売するのだろう。
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今年はようやく発売できるようです。
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この夏には間に合いそうね。
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こちらは同じくリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを採用したジャンプスターター。
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これはこれで、安全性の高いモバイルバッテリーとしても使えるんだよね。
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それからEVやハイブリッド車から、災害時などに電源をもらうための電流制御付きコードリール。
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最後に紹介したコードリール以外は、春頃に発売予定とのことです。
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フムフム。
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ここまでは去年も参考出品してあったモノなんだけど……今年はさらに注目の新製品がありました。
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なに、この黒い箱みたいのは?
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アイソレーターね。
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ナニソレーター?
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ときどき直球でおやじギャグを言うよね。
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……。
東京オートサロン2023で初登場した、セルスターの新型アイソレーター IS-660
サブバッテリーを走行しながら車で充電できるアイソレーター
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で、なんなのよアイソレーターとは?
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カンタンに言うと、走行中にサブバッテリーを充電するための機器ね。
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サブバッテリー用の充電器ってこと?
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そういうことになるわね。普通の充電器との違いは、走行中の車の電気をもらって充電するってこと。
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それって、アイソレーターがないとできないことなんだ?
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普通にメインバッテリーからサブバッテリーに充電しようとしても電位差(※両者の電圧の差)がないから、上手く充電できないわけよ。
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そういうことか。考えてみると12Vのバッテリーで、12Vのバッテリーを充電するっていうのは無理あるよね。
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そこでアイソレーターのような機器が必要になります。
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この機器にメインバッテリーのプラス線とマイナス線をつないで、サブバッテリーのプラス線とマイナス線もつなげば、充電できるんだ。
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これがあれば、走行しながら充電できるから、サブバッテリーを車に常設できます。
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家までサブバッテリー運んで充電するのとか面倒だもんねぇ。
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ユキマちゃんに管理を任せたら、充電忘れたままキャンプ当日を迎えること間違いなし!
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充電ワスレーター!
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……オヤジギャグを連発してる場合かッ! どうすんのよ、今日のキャンプで使うのに!
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アイソレーター、確かに必須アイテムね!
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…ま、偉大さは分かったようね。これまでにもセルスター製アイソレーターというのはあったんだけど、あくまでも簡易的なタイプでした。
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そうなんだ。
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本格的なアイソレーター製品は今回が初とのことなので、サブバッテリーを車に常設したい人には要注目の新製品と言えそうです。
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