LED自作レシピ
パワーLEDを2個〜3個直列につないで光らせるには?
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パワーLEDの直列つなぎ手順
パワーLEDとヒートシンクを合体
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まずはパワーLEDの背面に放熱器(ヒートシンク)を貼り付けます。
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普通の両面テープではなく熱伝導性の高い両面テープが付属しているので、それを使っています。
ヒートシンクと合体させる
3個ぶん繰り返す
パワーLEDに配線を付ける
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用意した配線を必要な長さでカットして切り出し、被覆をむきます。
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内部の芯線を露出させた状態にします。
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配線を付ける前に、パワーLED基板の電極に予備ハンダを盛りますが……
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今回はXB-Dの基板付きモデルを使っているのですが、電極が6箇所もありますよ???
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これは、プラスとマイナスそれぞれ3つずつ用意されているのです。使うのはそれぞれ1箇所でいいので、配線の取り回しに都合のいい電極を使いましょう。
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プラスとプラスにつながないように、注意しよっと。
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この電極に予備ハンダを盛るのが、意外と難しいです。
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そうなんですか? マトとしては、比較的大きいように見えますが……
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パワーLEDの基板は放熱性を重視したアルミ基板なので、ハンダごての熱が逃げて分散してしまうのです。
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そっか。基板の放熱性が高いとハンダが難しいんだ。
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温度調整型のハンダごてを使っているなら、400〜500度くらいまで上げて付けます。
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なんとか基板に予備ハンダできたら、配線の先にも予備ハンダをしておきます。
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双方に予備ハンダするのが、配線を付けるときのコツですね。
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そして電極の予備ハンダに芯線を当てながら、再度ハンダを溶かして埋め込みます。
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ここでは直列の1個目にするつもりのLEDのマイナスに、付けました。
配線の被覆をむく
先に電極にハンダを盛る
500度まで上げた
芯線の先にもハンダを付ける
1個目のマイナスに配線を付けた
直列につなぐってどういうこと?
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3個を直列につなぐには、1個目のマイナスを2個目のプラスにつなぎます。
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そして、2個目のマイナスは3個目のプラスへつなぐ。
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1個目のマイナス→2個目のプラス、2個目のマイナス→3個目のプラスとつながりました。
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これでドライバーとつなぐ準備ができましたね〜。
配線を橋渡ししていく
こうなればOK
パワーLEDドライバーとつなぐ
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パワーLEDドライバーには2本ずつ配線が付いていますが、これは出力側の2本と、入力側(電源側)の2本。
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出力側から電気が出てくるんだから、出力側をパワーLEDとつなげばいいわけですね。
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そうですね、今回使っているオプトサプライのパワーLEDドライバーだと、赤(プラス)と白(マイナス)が出ているほうが出力側です。
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ドライバー付属の配線コードは短いですね。
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そうなんですよ。自由な長さでLEDとつなぐためには、いったん切り落とす。そしてつなぎ直せばOKです。
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次にドライバーの出力側プラスと、1個目のLEDのプラスをつなぎます。
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そしてドライバーの出力側マイナスと、3個目のLEDのマイナスをつなげば、全部つながったことになります。
今回は付いている線を取ってしまう
直列1個目のプラスへつなぐ
パワーLED3個直列ユニットが完成!
DIY Laboアドバイザー:野本貴之
光ドレスアップの専門店・イルミスタ店長。LED加工や打ち替え、アンダーLEDを得意とする特殊なプロショップ。仕事ぶりは極めて職人気質で丁寧。部品のみの販売も行っている。●イルミスタ 住所:埼玉県三郷市上彦名540-3 営業時間12:00〜21:00 月曜定休(祝日の場合翌日)
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