LED自作レシピ
パワーLEDを2個〜3個直列につないで光らせるには？
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パワーLEDは普通のLEDと同じように12V電源なら3個直列で組めるが、このときのポイントがドライバーの選び方だ。どのパワーLEDに、どのドライバーを組み合わせれば3個直列にできるのかを解説する。ここが分かれば直列につなぐことはカンタン。
パワーLEDでも普通のLEDと同様に3個直列で組める
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パワーLEDって、ドライバーとつないで1個ずつ光らせるイメージがありますが…
●レポーター：イルミちゃん
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普通のLEDと同じように、白なら3個直列でつないで光らせることもできますよ
●アドバイザー：イルミスタ 野本研究員
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へぇ〜、パワーLEDでも直列に複数組むのはアリなんですね。
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もちろんです。例えば、直列に組んだパワーLEDを1ユニットとします。それを5ユニット作って、流れるウインカーにすることもできますよ。
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おお〜!! 流れるパワーLEDウインカー！ それはインパクトありますが、そんなスゴイことをする前に、まずは直列つなぎの基本です。
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そうですね。今回は直列つなぎの基本を解説しましょう。
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で、どうやるんですか？
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つなぎ方は普通のLEDと同じ。1個目のマイナス→2個目のプラス 2個目のマイナス→3個目のプラス……というふうに、橋渡しにつないでいくだけです。
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なるほど。
拍子抜けするほどシンプルな回路ですね。 -
ただし！ 2個3個と直列で光らせることに対応したドライバーを選ぶ必要がある。ここがポイントですね。
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ドライバーの性能次第な面があるわけですね。
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ドライバーは、定電流をパワーLEDに流す部品。入力と出力の差が2V程度あれば、安定した定電流が流せます。
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……え？
なんか急に、話が見えなくなりましたが？ -
「12V入るなら、10V程度は出力できるよ」というイミです。
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フムフム。車の電源（バッテリー）は、12Vですよね？
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そうですね。だから出力側は、10Vほどあると考えます。この許容範囲に収まる数なら、パワーLEDを直列につなげるのです。
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そういう計算なのかー。で、今回使っているCREE XB-Dは1個何ボルトなんだろう？
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XB-D（白色）は350ミリアンペア駆動だと3.4V位。なのでギリギリですけど、3つ並ぶ。厳密に言えば越え気味ですが、まあ問題ない範囲です。
やってることは普通のLEDの直列と同じ
パワーLEDの3個直列に対応したドライバー
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前回、パワーLEDの入門記事として「パワーLEDの光らせ方」をやりましたが、あのときはパワーLEDとドライバーを1対1で接続しましたよね。
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そうですね。使ったパワーLEDは、値段も安くて自作にオススメのCREE XB-Dです。
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今回も同じくCREE XB-Dを使いますが、3個直列ですので、ドライバーは別のものを使います。
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このドライバーを使うと、1WクラスのパワーLEDを3個直列でつなげます。
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そういう説明はエルパラのHPにも書いてあるんですね。それを見て買えばいいんだ。
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このドライバーは350ミリアンペアクラスの定電流ドライバーですが、XB-D側は最大1アンペア（1000ミリアンペア）まで流せるパワーLEDなので、余裕もあります。
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そのぶん発熱も抑えられる。
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そうなんです。もっと電気を流せるドライバーやパワーLEDはいくらでもありますが、放熱が追いつかない。オススメは今回のような組み合わせです。
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パワーLEDの放熱のシビアさは、「パワーLED自作のきほん 普通のLEDとどう違う？」などで触れているので、そちらも参考にしてくださいね。
パワーLEDを単独で光らせるシンプル回路
使用パワーLEDはCREE XB-D
エルパラでも低価格で販売されているCREE XB-D
XB-Dの3直なら、このドライバーが定番
エルパラでは1個150円（※記事執筆時）で売られているオプトサプライの「PowerLED Driver OSMR16-W1231」
パワーLEDを3個直列で組むのに必要なモノ
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あとはパワーLEDなので放熱器（ヒートシンク）が必要ですが、1Wクラスなら小さいものでいいですね。
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配線なども、やはり太いのが必要でしょうか？
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いや、AWG20（0.5スケア）で十分です。
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あれ？ 普通の配線コードでいいんですね。
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今回流れる電流は350ミリアンペア。これならぜんぜん大丈夫ですね。AWG24（0.2スケア）でも足りますが、太めの線を使ったほうが周囲の熱の影響を受けにくくなるので、僕はAWG20でいいと思います。
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というわけで、材料が出揃いました！
一式揃える
CREE XB-D、ドライバーのほか、「アルミ放熱器 20×20×10ミリ」も3つ用意した。
今回使った配線
エルパラでも買えるAWG20規格（0.5スケア相当）の耐熱電線
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