ヘッドライト殻割り直後の注意点

難易度高めのDIY、ヘッドライトの殻割りに成功! パカッと開いて達成感。そして次の瞬間『あれ、この大きいレンズどこ置こう?』……そんなありがちな困りごとを防ぐ、殻割り直後の注意点。殻閉じ時のシーリングについても合わせて取材した。
殻割り後のレンズには養生テープを貼っておく
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ヘッドライトの開け方については、「ヘッドライトの殻割り方法」などで紹介してきましたが……、
●レポーター:イルミちゃん
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今日は、殻割りできた直後の注意点についても触れておきます。
●アドバイザー:球屋 森田研究員
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やった〜!!
ついに開いた!……あれ、この大きいレンズどこ置こう? -
殻割りするときって、開けた後のことまではなかなか考えていない人が多いと思うんですよ。
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まあ、初めて殻割りする人は、開けるだけで精一杯の状況でしょうからね。
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だと思うんですよ。で開いたらインナー側はこれから加工するわけですが、レンズ側は殻閉じするまでの間、保管しておくことになりますよね。
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とはいえ、そのへんに転がしておくしかなさそうですが?
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それではホコリが大量に付着します。もちろん殻閉じ前にホコリは飛ばすんですが、それにしたってできるだけ付着しない保管状態にしたほうがいいです。
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う〜ん、確かに閉じたあとホコリが内側に付いているのはイヤだな。
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ライト加工する以上は、ホコリゼロというのは不可能だと思いますが、できるだけ減らす努力はしたいですよね。
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では! プチプチ(エアーパッキン)にくるんでしまっておくか。
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ちょっと待った!
開けたレンズ側には、フチにシーリングが付いているじゃないですか。 -
この柔らかくなった純正シーリングは、殻閉じ(ヘッドライトを閉じること)のときに再利用することが多いですが……
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そういえば……ネバネバしてますね。
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そのままだとシーリングが他のものに付着するし、ホコリも付きます。
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改めて保管に困る。
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なのでまず、レンズやハウジング側のフチ(溝)の部分を養生テープで覆っておくといいんですよ。
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ガムテープではなく、キレイに剥がれる養生テープを使うのがポイントです。
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レンズのほうはしばらく放置だから、この状態でプチプチにくるんでしまっておけばカンペキですね。
パカッ

ネバネバのシーリングが残っている

こうしておく!


シーリングを足すのは加工後にすべし
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ハウジング側の溝に残った純正シーリングだけでは、密閉するには足りません。殻閉じするときは、シーリングを足しますが…
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この作業は、殻割り直後にはやらないほうがいいです。
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先にやると、シーリングが劣化するとか?
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そうではなく、ヘッドライト加工中にレンズとハウジングを仮合わせする場面って、意外と多いからですよ。イカリングを付けたけど、レンズに当たらないかな〜? とか。
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ああ、なるほど。
確認してみないと、ですね。 -
ここですでにシーリングが整えてあると、レンズとハウジングを合わせたときにまたグチャグチャになりますので。
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せっかくキレイにならしたのに。
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そうなんです。シーリングは間に空気が入らないように、丁寧に押しつぶすのが重要。もしレンズを抜き差ししたら、また丁寧にならさないといけなくなります。
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シーリングは殻閉じ寸前にやるものとして、ヘッドライト加工を進めればいいんですね。
シーリング作業

シーリングの具体的なやり方は、「プロの防水シーリング」で解説している。
レンズに付いたホコリはエアーで飛ばす
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開けたら閉めるまでは、皆さんレンズはほったらかしだと思うんですよ。
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加工している期間はそうでしょうね。レンズは特にいじるわけじゃないし。
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そうすると、レンズの内側にホコリが付きます。保管状況が悪いと、ホコリだらけになりますね。
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そのまま殻閉じしたらホコリが目立つから、拭いておかなくちゃ。
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いやいや、レンズ内側は特に触れないのですよ。すぐ傷が付くので。
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僕らはコンプレッサーを使って、エアーで吹き飛ばしますが……、
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一般ユーザーは、コンプレッサーまでは持っていない人がほとんどでしょうね。PCとかの掃除に使う、エアダスター(缶スプレー)でもいいですか?
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それでもいいと思いますよ。とにかくホコリは触らずに飛ばします。
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殻閉じする直前に、それをやればいいわけですね。
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まずレンズとインナーをはめ込む時に、双方のホコリを飛ばします。
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次にプロジェクタ-などが付いたハウジング側とレンズ側をくっつける前にも、また両側のホコリを飛ばす。そんな感じで何回もやりますよ。
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殻割りをするなら、ホコリ対策も万全にしておきましょう〜。閉じたあと後悔しないためにも!
レンズに傷がつくのでNG!

レンズ内側のホコリはエアーで飛ばす

インナーのメッキも触れないのでエアーで処理


DIY Laboアドバイザー:森田広樹
LED加工専門店・球屋代表。アクリルづかいを筆頭に、最先端のライト加工技の探求者。実際にお客さんの10台中9台はアクリル加工をする、というほどのエキスパートだ。派手さよりも「完成度と質感」を重視。デザイン性の高さでも全国屈指。
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