東京オートサロン2018速報
東京オートサロン2018ルポ〜DIYラボ研究員のいるブース紹介③
東京オートサロン2018に出展中の、DIYラボ研究員を直撃ルポ。市川研究員のいるIPFブースでは、先日発表された2色切り替えフォグランプに注目が集まっていたが、実は、オートサロンデビューのさらなる最新作もあり。これは要チェックだ。
東京オートサロン2018速報! DIYラボ研究員のいるブース紹介、その3
DIYラボ レポーター:イルミちゃん
今日は、LEDバルブなど「灯火類」専門アドバイザー・IPF(市川研究員)ブースです
DIYラボ別館:ユキマちゃん
2色切り替えフォグランプに注目が集まるIPFブースだが…
-
IPFのブースでは話題の新製品、2色切り替えフォグランプを付けたハイエースが登場。
-
面白いデモを考えるわね〜。
-
ただし、実際の製品では、壁のスイッチではなく、純正のフォグランプスイッチでの操作となります。
-
それは、言われなくても分かる……。ブース大盛況で忙しそうだけど、まだ、ボケる余裕があるようね。
-
ところで! 2色切り替えフォグランプに注目が集中していますが、IPFブースには知らないと気づけない、オートサロンデビューの新作があるのです。
デモカーの左の壁にスイッチを設けて、実際にフォグランプの色を切り替える動作を体験できるようになっております
アドバイザー:IPF 市川研究員
例えば白点灯状態から……
オフ→オン→オフ→オン
黄色になる!
明るくてコンパクトな新型LEDヘッドライトバルブ登場
-
新型チップを採用したLEDヘッドライトバルブX2シリーズに、コンパクトモデルが登場します。
-
採用のLEDチップは、通常版(オールインワンモデル)のX2シリーズと同じ。Lextar Electronics(レクスターエレクトロニクス)とIPFによる、共同開発品です。
-
このLEDチップのスゴさは、下記記事参照(↓)
-
あれ? コンパクトモデルなのに、通常版のX2シリーズと同じチップLEDを採用しているんですね?
-
そうなんです。
-
でも、だとすると、放熱は大丈夫なのかしら?
-
フツウに考えると、流す電流をどんどん落としていかないといけないのですが、それでは暗くなってしまいますよね。
-
せっかくの新型チップの性能が、出し切れない。
-
結論として、コンパクトモデルではありますが、冷却ファンを採用しております。
-
そうか、これ、ファンレスモデルではないんだ。
-
オールインモデルではドライバーユニットも一体型になっていますが、それを別体型にしたことで、ヒートシンクを小型化できています。
-
そうか、このサイズの違いはドライバーユニットが後部にあるかないかの違いですね。
-
そうですね。そしてLEDの冷却だけなら、小型ヒートシンクでも、ファン付きならしっかり冷やせます。
-
ナルホド。
-
結果、明るさとしてはオールインワンモデルの5000ルーメン(左右合計)に対して、コンパクトモデルでも4600ルーメン(左右合計)出せています。
-
ということは……片側分で、200ルーメン減になっただけなんですね。
-
ハイ。つまり、そんなに変わらないレベルの明るさを実現できました。
-
え〜、だったら、コッチでいいんじゃないの? という気もするけど……
-
ただコンパクトモデルでは、ドライバーユニットが別体型です。なので、これをどこかに固定する、という作業は増えます。
-
取り付けが一番カンタンで、明るいのは、オールインワンタイプということですね。
-
そうなります。だから、取り付けできる車種なら、オールインワンタイプのほうがオススメなんです。
-
今回のコンパクトタイプのX2シリーズの意義は、従来のモデルが取り付けできない車種に付けられる、という点ですね。
-
それって例えば?
-
例えばハイエース。純正LEDヘッドライト仕様車を選んだ場合のハイビーム(純正はハロゲン)を、LED化することができるようになりました。
-
後方スペースが狭いので、通常モデルは装着不可だった例ですね。
-
あるいはヘッドライト裏・バルブ後部にフタ(キャップ)が付く車種などでは、やはり従来のLEDヘッドライトバルブでは装着不可となっていましたが……
-
今回のコンパクトモデルが登場したことで、装着できる車種が増えました。
-
一部の熱狂的なIPF配光ファンがやっていたような、車体側を加工して無理矢理付けるとか、もうしなくていいわけね。
X2シリーズのコンパクト版(2月中旬発売予定)
バルブタイプはH11と、HB3/4用の2種類。H11はロービーム、HB3/4はハイビームで使われる例が多い。
実は小さいヒートシンク内にファンがいる
オールインワンタイプのLEDヘッドランプバルブX2シリーズ。フラッグシップはあくまでもこちら。H11、HB3/4、HIR2のバルブタイプがある。
このあたりの車種に朗報
社外品のLEDヘッドライトバルブを選ぶときの重要な注意点についてはDIYラボ〈動画部〉がYouTubeでも解説しています。
関連記事