電源取り出しの知識
ドラレコの配線隠しに最適な、ナビ裏電源取り出しケーブル「BH28」

ドラレコの電源取り出しを検討しているなら、かなり有力候補になりそうなケーブルが新登場。電源取り出し先はナビ裏で、配線が隠せて見た目がよい。取り付けはカプラーオンでいける。さらにもうひとつ初心者に優しいポイントがあって…
ナビ裏からカプラーオンでACC電源取り出し
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今日は電装品メーカーのビートソニックが発売した、興味深い電源取り出しケーブルについて取り上げます。
●レポーター:イルミちゃん
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純正ナビ裏から電源取り出しするための「BH28」というケーブルを開発しました。
●アドバイザー:ビートソニック ワタナベ研究員
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「ナビ裏から電源を取り出す」という発想自体は、大昔から続いている手法ですが……
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この「BH28」は、カプラーオンでナビ裏の配線に割り込ませるのがポイントなんです。
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つまり取り付けがカンタンってことですね。
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ナビさえ外せれば、あとはカンタンですね。
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ナビを外すのが大変な車には向かない…
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つまりナビを取り外すのが比較的カンタンな車であれば、オススメです。
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そして電源取り出しした配線の先には、最初からシガーソケット形状の電源ソケットが付いています。ココが注目すべきポイント!
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取り出している電源の種類としてはACC電源(アクセサリー電源)とアースだけで、それをシガーソケット形状に変換しています。
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……ということは、ドラレコの電源ケーブルをつなげる。
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はい。一般的な、シガーソケットから電源を取るタイプのドラレコやレーダー探知機などの電装品を、そのままつないで使えます。
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これなら配線から直接電源取り出しするような知識がなくても、カンタンに電源裏取りができる。
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そういうことですね。
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考えたなァ。これは一番カンタンな裏配線のやり方になるかも。
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ただ、この手法だとすると、ナビのカプラー形状に合わせる必要が出てきます。
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ふむ。ナビ毎に専用設計にはなってきますねぇ。
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今回発売した「BH28」は、トヨタ・ダイハツ系の10ピン・6ピン仕様の純正ナビ(ディーラーオプションナビ)に対応していて、その10ピンカプラーのほうに割り込ませます。
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ディスプレイオーディオ用とか、他メーカー専用品なども展開していくのでしょうか?
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展開を増やす可能性は高いです。ただ、今回10ピン・6ピン仕様のディーラーオプションナビから先に出したのは理由があって、このタイプのナビはACC電源線が太めなんですよ。
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ほう…? ディスプレイオーディオはまた事情が違う?
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比較するとディスプレイオーディオのACC電源線はわりと細いのです。
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む。では、あまり電源取り出しには向かないのかも?
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とはいってもドラレコやレーダー探知機などの1アンペアも消費しないような電装品なら問題ないと思うので、今後検証していこうと思っています。
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その検証結果によってはディスプレイオーディオ用も出そうな気がしますね。
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それからニッサン車・ミツビシ車の純正ナビなどは、そもそもナビ裏にACC電源線が通っていない場合もあるので、そういうナビだと無理ですね。
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あー。ナビ裏にACC電源が来ていない車種もあるんですねぇ。
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ホンダ車などは同じ手法が使えますが、車種によって複数のナビに分かれるので、やるなら一通りやらないといけませんけど。
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DSPやアンプでいろいろな車種のカプラーオン製品を作っているビートソニックなだけに、横展開はそんなに難しい話ではなさそうです。

詳細はAmazonのビートソニック・電源取出しケーブルBH28参照。




DIY Laboアドバイザー:渡邊悠二
カーエレクトロニクスの雄、ビートソニックにおける技術部のホープであると同時に、同社の「顔」としての活躍も期待される人物。プログラマー出身で、ITにも車にも強いが、いちばん得意なのは料理という説も。●ビートソニック TEL
0561-73-9000
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