LED自作コラム

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ルームランプ連動ダウンライトキットのメリットとデメリット

車用の後付けダウンライトが人気だが、よりカンタン＆手軽に取り付け可能なルームランプ連動のダウンライトキットが新登場。なおダウンライトを付けたいすべての人に向いているわけではない「デメリット」も知っておこう。

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  ダウンライトでお馴染みのイルミスタが「かんたんダウンライトキット」を発売したようですが、なにがカンタンなのか聞いてみたいと思います。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  ルームランプから電源を取る方法に変更したダウンライトキットです。

  ●イルミスタ・アウトドア：長さん



イルミスタのかんたんダウンライトキット

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  従来のダウンライトキットはヒューズから電源を取るか、あるいは外部電源（サブバッテリー等）から取るか2つの方法がありました。

従来キットについては「LEDダウンライトキットの取り付け方法（200系ハイエース編）」参照。



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※外部電源を使う人は「車中泊に便利!? 外部電源専用のLEDダウンライトキットが登場」参照。

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  しかし今回のキットでは、ルームランプからの電源取り出しに特化しています。

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  その狙いは…？

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  配線作業を天井裏で完結させることができます。

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  ほほう。
  そういうことね。

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  しかしルームランプ裏の配線から電源とアースを取る方法だと、知識のある人でないとややこしい面もあります。

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  ふむ。配線を調べないといけないからね。

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  そこで裏の配線から電源を取り出すのではなく、ルームランプそのものから電源を取る方法を採用しました。

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  どういうこと？

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  ルームランプ用のLEDバルブ自体に配線が付いていて、そこから取り出した電源をDCプラグに変換しています。

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  おぉ…なるほど！


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  これならルームランプ自体も点灯できるし、電源もカンタンに取れる、ということです。

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  純正ルームランプを電球からLEDに交換しつつ、ダウンライト用の電源も取れるんですね。

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  はい。つまり、完全なルームランプ連動で光ることになります。

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  裏でドア連動のルームランプ信号を取るやり方だと、強制オン時には光らないけれど、これなら光るわけだ。

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  そうですね。ルームランプの光源に直接ハンダ付けしたのと同じような技が、カンタンにできるようになります。



✔ 普通のルームランプ連動（ドア連動）と完全なルームランプ連動の違いは「ルームランプのドア連動、強制オン、強制オフスイッチを、後付けLEDで使いたい」参照。

>>>リンク先で詳しく読む。

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  しかし今回の「ルームランプ連動ダウンライト」にはデメリットもあります。

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  ふむ。
  そこは聞いておきたい。

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  ダウンライトを点灯させようとすればルームランプも必ず点灯することになりますから、ルームランプを消した状態でダウンライトだけ点灯させることはできません。

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  それってなにかデメリットがあるのでしょうか？

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  車中泊などで使うとしたら、ダウンライトを調光して暗くすることはできても、ルームランプは煌々と光ってしまいます。

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  うーむ。落ち着きある演出はやりにくい…。

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  今回のダウンライトキットは、あくまでも車内を明るくすることに特化しているので、そういう意味では仕事でハイエースなどを使っている人向け、ですね。

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  車中泊向けではなくて。

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  そうですね。車中泊というよりは日常用としてダウンライトを使う人向けのキットです。

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  取り付け時の注意点についても触れておきます。

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  ハイエースを例にすると、真ん中のルームランプにはフェストンバルブが2つ付いています。


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  2連で電球が付いているんだ。

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  なので、電源取り出し用に片方のバルブだけ交換すると、色味が変わってしまうことになります。

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  むむ。そういえばそういう問題も出るね。

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  もう1個のほうも同色のLEDバルブを単体で買って付けたほうが、色味が統一されてキレイに仕上がります。

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  単品もあるんですね。



S8.5 5630 3LEDバルブ白色31mm

S8.5 5630 3LEDバルブ電球色31mm

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  もともとは単品で販売していたバルブに対して、電源取り出しコネクターを付けたバージョンを作ったという感じですので。

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  ナルホド。

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  LEDバルブ自体の色は、白と電球色がありますのでダウンライトの色味に近いほうを組み合わせます。

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  ダウンライトにはケルビン数の設定が複数ありますね。

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  ダウンライトのケルビン数が3000K・4000Kなら電球色のバルブが付属していて、5000K・6000Kなら白色のLEDバルブが付属しています。

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  それならルームランプとダウンライトの色味もほぼほぼ揃うわけですね～。

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  つまり今回のダウンライトキットは、ルームランプにもともとフェストンバルブ（S8.5・31mm）を使っている車種用……ということになりますね。

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  汎用キットではあるけれど、その点では車種を選びます。

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  それからハイエースの場合はルームランプ灯体に穴が開いていて、そのまま裏側に配線を通せますが……


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  穴がない車の場合は、穴開け加工などが必要になってきます。

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  この電源の取り方だとオモテ側から取っているから、そういうデメリットは生じますね。

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  あるいはいったんDCプラグ部分を切断して、配線だけ隙間を通してからまたDCプラグを付け直すといった方法もありますが……。

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  そのまま裏に出せるかどうかは、事前にルームランプ内部を確認すれば分かりますね。

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  そうですね。ルームランプ裏にそのまま配線を出せる車種なら、あとはDCプラグとDCジャックをつないでいくだけで配線作業が完結します。

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  そういえば……接続も簡単ですねコレ。

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  はい。電源取り出し用フェストンバルブ→調光コントローラー→分岐ターミナル→ダウンライトはそれぞれDC接続していくだけです。

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  端子圧着作業とかハンダとかは不要なんだ。

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  ダウンライトの穴開け作業さえできれば、配線作業はカンタンといえます。そこは従来品と同じですけどね。