スピーカー取り付け

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無加工でフロント3wayスピーカーを組むことはできないのか？

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フロント3wayスピーカーに憧れるけれど、加工してまではできない。または「無加工派」なので無理と思っている人は、諦めなくてもいいのかも。無加工でフロント3wayスピーカーを組む方法も、ないわけではない!?

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  普通の車のフロントスピーカーは、ツイーターとドアスピーカーで構成された2wayスピーカーですが……

  ●レポーター：イルミちゃん

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  その間に、中音域を鳴らすスコーカー（ミッドレンジ）を加えるのがフロント3wayスピーカーです。

  ●アドバイザー：カーデン 佐伯研究員



フロント3wayスピーカー＋サブウーファーという理想的な構成。

「フロント3way（スリーウェイ）スピーカーとはなにか？」参照。

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  フロント3wayスピーカーは、ハイエンドオーディオの世界では定番の組み方なので憧れる人も多いですよね。

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  しかし実際にフロント3wayで組むとなると、物理的に困るのがスピーカーの取り付け場所です。

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  純正だとツイーターとドアスピーカーしか付いていない。それだとトレードイン（入れ替え）ではできないんですよねぇ。

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  ということで、通常だとフロント3wayスピーカーの取り付けのためには加工が前提になってきます。

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  ここで定番的なのがピラーへの埋め込み加工。



ピラーを加工してスコーカー（ミッドレンジ）を埋め込み。

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  上の例だとピラーを加工してスコーカーを取り付け、ドアミラー根元にツイーターを付けています。



ドアミラー裏へのツイーター取り付け。

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  ちなみにカーデンにおける、これらの加工料金はいくら位になりますか？

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  車種・形状にもよりますが、左右ピラー加工で3万円位～、左右ミラー裏の加工で3万円位～ですね。

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  両方やると加工工賃で6万円位～かぁ。

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  加工工賃だけでそれ位かかってしまうわけですよ。スピーカーの分は別で……。

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  コストがかかり過ぎる……。

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  フロント3wayスピーカーとなると、スピーカー代だってかかりますしね。

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  費用の問題もあるし、そもそも最近は「無加工派」の人も多いんですよね…？

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  そうなんですよね。

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  だけどフロント3wayスピーカーばかりは、要加工が前提だ。

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  しかし実は、方法がないわけではありません。

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  え？

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  ピラーまで加工しないで、フロント3wayにする方法もあるかもってことですか？

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  考えられる方法としては2つありますね。

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  ホホウ。

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  ひとつはまず、カロッツェリアから出ている、ツイーターとスコーカー（ミッドレンジ）が同軸上に一体になっているスピーカーを使う方法。

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  つまり1個で二役のスピーカーなんだ。

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  このスピーカー、以前にピラー加工で埋め込んだこともありますが……



カロッツェリアの17cmセパレート3ウェイスピーカー TS-Z900PRS

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  ダッシュボード上にポン付けするための台座も付属しています。


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  これだったら、無加工ポン付けフロント3wayスピーカーになる！ 見た目には2wayっぽいけど…

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  ただですね、スピーカーの選択肢は限られるし、このスピーカー自体が定価で12万8000円（※税別。執筆時点）もするので高価です。

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  ……うーん、導入コストが下がったとは言いがたい。

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  もうひとつの方法としては、純正ツイーター位置に、スコーカー（ミッドレンジ）を取り付ける手もあります。

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  ……ん？
  どういうこと？

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  ダッシュボード上に純正ツイーターが付いている車種の場合、グリルカバーを開けるとこのような空間があります。



写真は純正ツイーター無しのグレードだが、ツイーター取り付け位置は存在しているケース。

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  通常は、ここに社外トレードインスピーカーのツイーターを付けたりしますが、そこに工夫してスコーカー（ミッドレンジ）を取り付けることができれば……

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  それだとツイーターの取り付け場所がなくなるのでは？

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  ツイーターは、ダッシュボード上にポン付けします。もともと純正ツイーターが付かない車に対して、後付けツイーターを付けるのと同じように。


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  おお。
  そういうことか！

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  ただし、スコーカー（ミッドレンジ）が純正ツイーター位置に収まればの話ですが。

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  ツイーターよりスコーカーのほうが大きいんだから、無理なんじゃないの？

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  しかし、純正ツイーターより大きい社外ツイーターが付いたりすることはよくありますよ。

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  あら。
  そうなんだ。

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  例えばコレはカローラツーリングで、純正より大きめの社外ツイーターを付けてみた例です。



カロッツェリアのセパレート2wayスピーカー「TS-C1736S」の付属ツイーターを付けてみた。

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  ということは、小型で薄型のスコーカー（ミッドレンジ）なら入る可能性もあります。

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  実際に検証してみましょう！