Let's TRY! アイロンプリント
アイロンプリントのやり方③
╱オリジナルツナギを作ろう
ステッカー
自作の進化版
ロゴ入りTシャツなど
オリジナルグッズに
応用できる
アイロンがけの準備
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今日はいよいよ! アイロンを使って、ロゴを生地に転写していきます。
●アドバイザー:トライ研究員
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自慢じゃないけど、アイロンなんかかけたことないわ〜。
●DIYラボ別館:ユキマちゃん
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……だろうね。
●DIYラボ別館:所長
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そういう人向けに、まずはアイロンがけのコツからいきましょう。
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ま、この機会に覚えておいてもいいかもね。
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今回は服(ツナギ)に転写するけど、服には金具やボタンが付いていたりする。で、凹凸があるので、そのまま背中に貼ろうとしても上手く貼れない。
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う〜ん。
平面でないと、キレイに貼れそうにないね。 -
そっか。もっとカンタンそうな、Tシャツにしておけば良かったのに。
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だから、こういうときはアイロン台を服の中に入れてしまいます。
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Yシャツの背中の部分にアイロンをかけるときも、ボタンを外す。それと同じ要領ですね。
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アイロンは妻がやってくれるからなァ。「同じ要領」とか言うのはよく分からないけど……、
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私もアイロンかけないからよく分からないけど、ココはまあ、言われた通りにやっておくか。
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人間の主婦なら分かってくれると思う! ダメだこの人達は。
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これでアイロンがけの準備オッケー!
アイロン台をツナギの中に入れて……
こうすれば背中がキレイな平面になる!
丁寧にアイロンがけする
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これがトライ研究員の愛機ね〜。見たところ、普通のアイロンにしか見えないけど……?
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……普通のアイロンです。なお、アイロンプリントの場合は「スチーム」を使うのはやめましょう。
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ほー。
なぜかね? -
スチームをかけるほうがよく伸びるんですけど、シートを貼るときに水分がジャマをするので。
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じゃあ、普通にドライでやればいいのね。
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そう。まずは普通に服をアイロンがけして、キレイな面出しをします。
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あ、そうだ! ここで今さらながらの注意点がひとつあるんですが……
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注意点?
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アイロンプリントは、買ったばかりの新しい服でやるより、何回が使用したことのある服に貼るほうがいいです。
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それはなぜ?
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何回が洗濯して縮んだ生地に貼らないと、あとから生地が縮んだときに、“めくれ”の原因になります。ステッカーのほうは縮まないから。
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なるほど。何回か洗濯した服に貼るほうがいいってことか。
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その点、今回のトライ研究員の愛用ツナギは、いい感じにくたびれていてちょうどいいってわけね。
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ほっとけ!
いよいよアイロン登場!
徹底的に平らにするのがポイント!
ロゴの位置決め
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次は位置決め。何も基準ラインのない状態で、目分量で貼ると、水平に貼れません。
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マスキングテープを活用して、ガイドラインを引くんだね。
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そうなんですが、マスキングテープには“幅”があるので、どっちか片側のフチの線で合わせて、厳密にセンターラインが分かるよう印を付けておきます。
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太いマスキングテープだと取り回しがやりにくいので、細いテープがオススメ。1センチ幅なら、長さを測るのにも使えて便利です。
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なるほど。
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次は高さを決めるための、横方向のガイドラインを引いておきます。
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高さ的には、ロゴを1つだけ貼る場合は、脇のライン以上が狙い目。
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なるほど。
基準ラインに使える。 -
だから脇の高さで、1本目のラインを入れたんだね。
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そうですね。そして、最終的にはロゴデザイン次第で微調整します。
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これで水平かつ、センターに貼れるってわけね〜。
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そうなんだけど、最後はやっぱり“目で見て”調節するのが大切。
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あん?
完璧にセンター出ししているのに、なんでよ? -
例えばDIYLaboロゴだと、「D」にボリュームがあるせいで、真ん中に貼っても左に寄って見えてしまうんだ。
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ハッ! そんなの気付かず貼ってしまうに決まっている。ここまでの苦労が水の泡だ。
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そうね〜。
普通には、真ん中に貼ればよさそうだもんね。 -
もうおしまいだ〜。
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所長、大げさ。でも確かに、ロゴのデザインによっては、ド真ん中が正解ではないのか。
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こういう場合は1センチ右にズラすとかして、様子を見てみましょう。
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最終的には、目で見て自然なバランスで貼るのが一番ってことね。
まずはロゴ側のセンターに目印をつける
次にツナギのセンターラインを出す
矢印側のフチが、ツナギのセンターという目印
高さを決めるためのガイドラインを入れる
高さを上げるときはテープを水平に重ねて貼ればOK
目で見ながら微調整
位置が決まったらマスキングテープは剥がす
次ページでいよいよ完成。キレイに圧着するコツがわかる!