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電源取り出しコラム


バッ直とは何か? 初心者向き「バッ直電源取り出し」入門

バッテリーから直接電源を取り出したところ

バッテリーから直接電源を取る「バッ直」を、初心者向けに解説。消費電力の大きい電装品を余裕でつなげるバッ直電源取り出しは、大いに使えるので覚えておくべき。

バッ直電源って、なんのこと?

今日は、「バッ直」について初心者向きに解説していきたいと思います

藤本

アドバイザー:DIYライフ 藤本研究員

バッチョク? 何ですか、ソレ?

イルミ

DIYラボ レポーター:イルミちゃん


常時電源(↓)とは何か……をおさらい!

藤本

✔ 常時電源

電気が常に流れてくる電源のことを(配線やヒューズなども含めて)、「常時電源」と呼ぶ。エンジンオフでも電気が流れてくるので、例えばLEDを常時電源につなぐと、24時間光りっぱなしとなり、やがてバッテリーが上がる。

バッ直は、単なる直結とは違う!?

バッ直電源をACC連動やイルミ連動にする方法

なぜ、わざわざバッ直で電源を取るのか?

車から電装品の電源を取る、というと、通常は下のような場所から取りますよね

藤本

✔ シガーソケットから電源を取る

✔ ヒューズから電源を取る

✔ 純正配線から分岐で取る

  • 藤本

    シガーソケットから電源を取るのは普通のことです。でもポータブルのカーナビひとつをシガーソケットにつなぐ分には全然問題なくても、分配機を使って口を増やしていくと話は別です。

  • イルミ

    タコ足配線とか……。

  • 藤本

    そうやって電装品を増やす……例えばモニターをたくさん付けたりすると、シガーに電源を供給しているヒューズのほうが飛んだりする。

  • イルミ

    ムムム。

  • 藤本

    「ヒューズからACC電源を取る」という方法にしても、取り出せる容量には限界があることを前にお話しました。

  • イルミ

    例えば15アンペアのヒューズから、5アンペアだけもらう、みたいな感じでしたよね。

  • 藤本

    ヒューズからあまり取り過ぎると、おおもとのヒューズを飛ばして、そのヒューズを使っている純正の電装品も動かなくなる、という問題があるのです。

  • イルミ

    だから、ほどほどの取り出し量に設定されているんですね。

  • エーモン製ヒューズ電源
  • 藤本

    純正配線から分岐して取り出す……というパターンでいくと、例えば外装のLED用の電源をスモールランプの線から取るのが定番ですが……、

  • ポジションランプの純正配線
  • 藤本

    この場合は、せいぜい2アンペア程度までにしたほうが無難、という話をしましたよね。

  • イルミ

    LEDなら、2アンペアあれば十分な量と言えそうですが……

  • 藤本

    しかし、例えばアンダーLEDで何メーターものLEDテープライトを使っていると、スモールランプの配線から取れる許容量を超えてしまいます。

  • アンダーLED

    明るめのLEDテープライトを使えば、フロントだけでも1アンペア程度は流れる。「アンダーネオンLEDを、DIY取り付けする時の注意点まとめ」参照。

  • 藤本

    フロント、サイド、リアまでフルで付けるなら、バッテリーから直接電源を取る、というのが一番安心・安全で確実なわけですよ。

  • イルミ

    なるほど。

  • 藤本

    そもそも消費電力の大きいオーディオ機器……例えばサブウーハーや、パワーアンプはバッテリーに直接つなぐのが前提ですし……、

  • イルミ

    そうなんだ。

  • 藤本

    実はヘッドユニットやナビも、高出力のものはバッ直が推奨がされていますからね。

  • イルミ

    バッテリーから電気を直接取れば、電力不足の心配をしなくていいんですね。

  • 藤本

    それと、独立した電源を取るってことは、純正の回路に影響をおよぼさないで済むメリットもあります。

  • イルミ

    確かに。
    安心感が違いますね。

なおバッ直ではなくヒューズから常時電源を探すときは、検電テスターだけで判断するのではなく「よりリスクの低いヒューズから取り出す」視点も重要。そのあたりはDIYラボ〈動画部〉YouTubeで解説しているので、ぜひ見てね。

DIYライフ・藤本壮啓

DIY Laboアドバイザー:藤本壮啓
某カー用品メーカーに長年勤務し、車業界にDIYを広めた伝説の広報マン。現在は独立して、DIY用品を扱うセレクトショップ「DIYライフ」を設立。単なる製品の宣伝トークではない、DIYユーザー側に立ったアドバイスが持ち味。通称「フジモン」。

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