通好みの電装カスタム
純正ワンタッチウインカーの回数を、5回→3回に変更する電装カスタム
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ヤリスが採用する最新の電装機能、ワンタッチウインカーの点滅回数は純正で5回。だが、ワンタッチウインカーの元祖・欧州車は3回。そこで「5回は多い。欧州車のように3回がいい」人向けのキットの取り付け方法を解説。今後トヨタの新型車で採用が広がる可能性もあるので、押さえておきたい。
純正ワンタッチウインカーの回数を3回に変更するキットが登場
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「今までのトヨタ車とは違うヤリスの電装系。後付けカスタムの余地はあるか?」の続き。
●レポーター:イルミちゃん
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ヤリスには純正でワンタッチウインカーが装備されているという話をしましたが、純正では5回点滅します。
●アドバイザー:DENKUL 岡本研究員
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欧州車に比べると長めなんですね。
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そこで欧州車と同じく、3回点滅のワンタッチウインカーに変更するキットを開発しました。
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そんなことできるのか~。
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なお、そもそも純正でワンタッチウインカーなど付いていない普通の車の場合は、従来のキットを使います。
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ワンタッチウインカーはいろいろな車種用が出ていますが、それと同じようにスリーウインカーキットも増えていきますか?
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今後、トヨタ車が純正でワンタッチウインカー(5回仕様)の採用を広げるのであれば、やろうと思ってます。
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なるほど。
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現時点での筆頭候補はヤリスクロスですね。
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では、ひとまず今回は第一弾となったヤリスをモデルに、取り付け方法を解説していきます。
デンクルのスリーウインカーキット(第一弾はヤリス用)
ハンドルコラムカバーの外し方
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スリーウインカーキットの取り付けは、どんな作業なんでしょう?
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ハンドルコラムカバーを外して、ライトスイッチの配線カプラーに割り込ませます。
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フムフム。
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あとはヒューズから電源を取るだけ。デンクルの電装品の中でもカンタンな部類です。
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では、まずはハンドルコラムカバーを外しましょう。
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コラムカバーの外し方は他のトヨタ車でも基本的に同じですね。
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ふむ。
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まずコラムカバーの底部にあるネジを外します。
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ステアリングを90度切ると、その奥にもネジがありますよ。
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これと同じネジが、反対側にもありますから、右にも90度切ってみましょう。
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次にコラムカバーが外しやすいように、下にスペースを作るという意味で、ハンドルを一番手前にして一番上の状態にしておきましょう。
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あとは手で左右からハンドルコラムカバーを押し込みながら、外します。
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押すのは奥のほうですね。押すことでパコっとツメが外れます。
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写真では、パカっと外れていますが……実際にやってみると現実はなかなか外れなかったりします。
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はじめて外す車は外れにくいかもしれません。
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コラムカバーが外れたら、下から覗き込みます。
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ライトスイッチ線のカプラーってどれだ?
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横長の大きいコネクターがありますよね。
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これが、スリーウインカーキットを割り込ませるコネクターです。いろいろな信号線が通っているところですね。
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よーし、抜きましょう。
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いや、ダメです。
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は?
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最新型のトヨタ車のコネクターを抜くときには、ちょっとした注意点があるんですよ。
コラムカバーが外れた
DIY Laboアドバイザー:岡本 亮
「カプラーオンで簡単に取り付けできる」をテーマにした電装品を開発するDENKUL(デンクル)代表。車の電装、プログラミングの双方に長けている。工具大好き。●DENKUL(デンクル) https://denkul.jp/