純正デイライトが増えているが、明るくする余地はあるのか?

純正デイライトの車が増えている。それを受けてカスタムに関心がある人たちから、「もっと明るくならないの?」という要望が聞こえてくる。実際はどうなのか。今、立て続けに新型車のライトを鋭意解析中の、ライト加工専門店・球屋で取材した。
まずは新型の30アルファード後期のデイライト事情
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最近は純正でデイライト(デイタイムランニングランプ=DRL)を採用する車種が増えています。
●レポーター:イルミちゃん
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30アルファード後期も、オプションヘッドライトではシーケンシャルウインカーとデイライト機能が両方付いてますね。
●アドバイザー:球屋 森田研究員
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シーケンシャルウインカー同様に、凝った作りのデイライトですねー。
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ちなみにオプションではない標準ライトでも作りは同じですが、これはデイライトではなく、ポジション(スモール)ランプとしてライン発光しています。
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つまりオプションだと昼間から光るけど、標準だと夜しか光らない。
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そうですね。そこで球屋の加工メニューとして、標準ライトのデイライト化もやりました。
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ほほう。
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イグニッションオンの段階で、デイライト点灯するように加工するわけです。
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前回紹介した、シーケンシャルウインカーに隠れたサイドメニューですね♪
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かつ、スモールランプオンで、減光するように回路を組んでいます。
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夜は眩しくないように?
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そうですね。夜間は純正スモールに合わせた明るさまで落ちます。
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純正より明るくできたってことは、つまり例の「強発光モード」ってことですね、これは。
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……いや、今回の30アルファード後期の技は、強発光デイライトとまでは言えないんですよ。
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ん?
どういうこと?


スモールオフでも点灯

✔ 詳しくは球屋の「30アルファード後期デイライト」参照。
デイライト強発光と呼べる技は、C-HR以降発見されていない
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球屋で言うところの「デイライト強発光」というのは、C-HRのときにやった技のことを指しています。
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そういえばC-HRにも、純正デイライトが内蔵されていましたね。
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これを加工することで、約2倍程度の明るさまでアップできます。
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これがいわゆる、デイライト強発光です。
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新型アルファードでも、やればいいじゃないですか?
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……それは、できないんですよ。
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……ほお。
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そもそもC-HRの場合は、純正の回路の作りで、強発光させる余地があった(見つけた)から、それを開放する技だったのです。
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フムフム。
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でも30アルファード後期のデイライトには、そういう回路はそもそもないんですよ。
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そうだったのか。
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加工によって、純正のスモールランプ点灯時よりは明るくできましたが……
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それはどうやって?
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純正回路をいじってウンヌンではなく、物理的にLEDを入れ直したからです。
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今回の技は、ニチアの2チップ砲弾型LEDを、裏に並べて配置しているんですよ。
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数を入れて光量を補っているので、純正よりちょっと明るくなってはいるんですが……
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強発光、とまでは言えない?
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そうですね。C-HRのような強発光にはなりませんので、「強発光」とは呼んでません。
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あくまでも、スモール点灯しない箇所をデイライト点灯化した、という技ですね。
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そうです。
それと強発光は、また別モノなのです。 -
そういうことね〜。純正より明るいけれど、森田研究員的には強発光ではないと。
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ちなみにC-HRと30アルファード後期の間に登場した60ハリアー後期についても、ヘッドライトのスモール点灯部をデイライト化させましたが……
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60ハリアー後期の場合も、強発光させることはできませんでしたね。
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そのへんは、純正の作りが車種によっていろいろってことですねー。
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そうですね。そもそも明るく点灯させるような回路が仕込んであるかないかの違いです。
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C-HR以降は、そうそう美味しい話が転がっているわけでもなさそうです。
純正デイライト

デイライト強発光(明るく加工)



日亜化学の2チップ砲弾型LED、NSDW570GS-K1。エルパラなどのLED通販ショップでも入手可能なLED。

純正状態ではこの部分はスモールランプであって、デイライトはバンパー側に付く。

DIY Laboアドバイザー:森田広樹
LED加工専門店・球屋代表。アクリルづかいを筆頭に、最先端のライト加工技の探求者。実際にお客さんの10台中9台はアクリル加工をする、というほどのエキスパートだ。派手さよりも「完成度と質感」を重視。デザイン性の高さでも全国屈指。
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