通好みの電装カスタム

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バックドア（リアハッチ）が足で開くハンズフリー機能は後付けできる

バックドア（リアハッチ）を、手を使わずに開けられる。具体的には手が荷物などでふさがってる時に、足をかざすとパワーバックドアが自動ドアのように開く。この便利なハンズフリー機能は、DIYで後付けすることができる。

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  以前に「スライドドアが足で開くハンズフリー機能は、後付けできる」という記事をやりましたが……

  ●レポーター：イルミちゃん

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  今日は、スライドドアではなく、パワーバックドア（電動リアハッチ）を、足で開くように改良する技について解説したいと思います。

  ●アドバイザー：CEP 服部研究員

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  ほほう。

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  純正でパワーバックドア（電動バックドア）が付いている車種も増えてきていますが、通常はバックドアのスイッチを押さないといけませんよね。

純正のバックドアのスイッチ


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  でも、荷物をたくさん抱えている状況だとすると、押しにくい。

こんな状況になる


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  荷物をゴツンとやったらイヤだし、一回下に降ろそうかな……。

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  というのは面倒なので、バックドアの下……つまりリアバンパー裏にセンサーを仕込んでおいて……


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  足を入れたら開くように、改造すればいいのです。



荷物を持つ手を離さずに済む♪


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  まさしくハンズフリースライドドアの、バックドア版ですね。

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  もともと欧州車には、足をかざしてトランクが開く車種がありますので……

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  欧州車風の技とも言える！

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  これは……スライドドアのハンズフリー化に使ったイージーオープンキットを、バックドアに付けるということ？

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  いいえ。製品としては、スライドドア用とバックドア用は分けています。



コムエンタープライズのイージーオープンキット。パワーバックドア用が追加された。

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  別モノなんですね。

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  そうなんです。本当は共用化したかったのですが、電動スライドドアと電動バックドアでは、同じ電動でも制御には違いがあるんです。

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  へぇー。
  どう違うんですか？

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  スライドドアの場合は、アウターハンドルに付いているスイッチを押すことで開閉できますよね。


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  そしてドアが開いている状態で、このスイッチを押せば閉まります。

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  だから「電気的にこのスイッチを押したのと同じことにする」というのが、イージーオープンキットの仕事でしたね。

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  そうです。で、パワーバックドアも同じようにスイッチが付いていて、押せば開きますが……


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  しかし、開いた状態では、この純正スイッチは押せませんよね。

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  あ。
  天井裏にいってしまうので、手が届かない。

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  だから純正の制御でも、開いている状態では（もしも押せたとしても）反応しないんです。

  ※全車種で確認したわけではないが、そういう制御が多い。

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  ということは、イージーオープンキットが「閉めよ」信号を送っても閉まらない？

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  そうなんです。だから、スライドドア用のキットを、バックドアに流用しても動作が上手くいかない。

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  そういうことか〜。では、イージーオープンキット・バックドア用は何が違うの？

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  バックドアを制御するための「閉める信号」は、運転席のインパネに付いているボタンの線に対して行います。

運転席にもスイッチがあるので利用する


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  な〜るほど。このスイッチを押したのと同じことを、電気的にする。

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  ハイ。
  そこがスライドドア用との、大きな違いです。

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  となると、バックドアスイッチにも運転席スイッチにも配線引き回し……取り付け作業はけっこう大変そうですね？

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  いや、実際の配線作業では、わざわざスイッチ裏まで引き回す必要はありません。

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  どういうことですか？

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  最近の車は……例えばトヨタ車を例にすると助手席グローブボックス裏のBCM（※ボディコントロールモジュール。車載コンピューターのひとつ）に各配線が集まってきていますから、そこでまとめて取れるんです。

このへんでまとめて配線作業が片付く


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  もしかして、高度な改造っぽいフンイキのわりには、取り付けがラク？

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  そうですね。
  意外とそういう面があります。

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  一気にDIY気運が高まりました♪

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  ……それは良かった。