LED自作コラム
リアゲートにライトバーを付ける「リアゲートライトキット」の新発想
リアゲートにライトを増設できる「リアゲートライトキット」(200系ハイエース用)に注目。ポイントはリアゲート鉄板部にマグネットでライトバーを取り付けられる手軽さ。LED専門店イルミスタのキットなだけにLEDもこだわりあり。そのあたりの仕様をサクッと解説。
200系ハイエースのリアゲートの鉄板部に、マグネットでライトバーを取り付け
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「イルミスタが車種別のLEDキットを販売開始…! 第一弾は200系ハイエース用」のニュースでお伝えしていた、リアゲートライトキットについて取り上げます。
●レポーター:イルミちゃん
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「ダウンライトキット」と同じく、アウトドアなどで便利なのが「リアゲートライトキット」です。
●アドバイザー:イルミスタ 野本研究員
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リアゲートにライトを増設するキットだ。
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車中泊やアウトドアでは、リアゲートを開けて、下で作業したり休憩したり、食事したりしますけれど……純正ルームランプだけだと暗いのです。
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ラゲッジまわりの暗さは、多くの車種で共通の悩みですね。
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ちなみにDIYラボではLEDダウンライトをバックドアに穴開け無しで取り付ける方法なども提案していますが、今回はそれとは別のLEDを使っています。
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ほう…?
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もっと明るさを出すために「ライトバーを設置する」メニューになっています。
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ライトバーと言うと、アルミフレームにLEDが入っているやつ。
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今回のキットに使用したのは、店舗などの棚の照明用途でよく使われている30センチのライトバーです。
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ふむ。
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このライトバーを左右に2本に取り付けているんですが、夜点灯させるとこんな感じです。
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これは確かに明るい…!
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まわりに光がない真っ暗な場所で撮影してみたんですが、実際に目で見ても、写真と同様の明るさ感でした。
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真っ暗な場所でも、ここまで明るくできるんだ。
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そうなんです。これがライトバーを使うメリットです。
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アウトドアで威力を発揮しそう…!
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ちなみに使用ライトバーは、単品でも販売している「超高演色ウルトラスリムライトバー」というものです。
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もともと照明用の超高演色2835チップを使っていて、色再現性も高いLEDです。
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えー、分かりやすく言うと、アウトドアで食べるご飯が美味しそうに見えたり……
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青白いLED照明のように、顔色が悪く見えたりもしない。太陽光に近い色再現ができるのが、超高演色LEDです。
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そんなLEDを外向き仕様に使うとは、だいぶゼイタクな感じですね。
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遊びだけではなくて、仕事でハイエースを使っている人にもいいと思います。
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あのー、ついでに聞いておくと…ライトバーが車で便利に使えるなら、なぜ今まで使わなかったのでしょうか?
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固定の問題があるんですよ。今回キット化した200系ハイエースを例にすると、リアゲート(バックドア)の鉄板が露出しているので、マグネットで取り付けできるんです。
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このライトバー裏面にはスライド式の強力なネオジム磁石が内蔵されており、簡単に取り付けることが出来ます。
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そういうことか~。
それでライトバーを採用したんだ。 -
これなら穴開け加工もいらないし、明るさも出せます。
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ダウンライトを内張りに埋め込むより、作業的にもずっとお手軽な気がしますね。
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そうなんです。なお電源は、ルームランプの配線から取る仕様になっています。
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……ということは、取り付け作業は車の後部だけで完結するのかな?
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バックドアの内張りと、荷室後部の内張りを少し浮かせたりすれば、配線作業できるレベルですね。
単品売りについてはイルミスタの超高演色ウルトラスリムライトバー参照。
DIY Laboアドバイザー:野本貴之
光ドレスアップの専門店・イルミスタ店長。LED加工や打ち替え、アンダーLEDを得意とする特殊なプロショップ。仕事ぶりは極めて職人気質で丁寧。部品のみの販売も行っている。●イルミスタ 住所:埼玉県三郷市上彦名540-3 営業時間12:00〜21:00 月曜定休(祝日の場合翌日)
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