タイヤ外径の計算方法。純正と揃えるには…

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タイヤ外径の計算方法はカンタン。タイヤサイズを変更する場合でも、外径は純正タイヤと揃える（近づける）のがセオリーなので、計算方法を知っておこう。扁平率（偏平率）の意味もおさらい。

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  DIYラボでもよく出ているタイヤ用語の、「タイヤ外径」。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  タイヤ外径とは、タイヤの直径のことです。

  ●アドバイザー：スパイス 佐藤研究員


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  「インチアップするときは、ノーマルのタイヤ外径と揃えましょう」というのはよく聞くフレーズですね。

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  ハイ。タイヤ外径が変わると、タイヤ1回転で進む距離が変わるので、スピードメーターにも誤差が生じます。


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  スピードーメーターの誤差が大きくなると、車検にも通らない、という話は以前に解説しました。



✔「インチアップしても車検に通るタイヤサイズの決め方」参照。

>>>リンク先で詳しく読む。

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  ……とはいえ、今履いているタイヤの外径なんて、分からないんですけど？ メジャーで測ったりする？

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  いやいや、タイヤ外径の計算は、カンタンにできるじゃないですか。オフセット計算よりずっとカンタンです。

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  では、おさらいで、タイヤ外径の計算方法です。

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  例えば、タイヤサイズが「245/30-20」だったとしましょう。

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  幅が245ミリで30扁平の、20インチタイヤですね。

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  その場合は「245」という幅に対して、「30％がタイヤの厚み」です。扁平率はパーセントなので。

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  ということは……

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  下の計算式で、タイヤの厚みが分かります。

✔ 245×0.3＝73.5ミリ

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  つまり245/30の場合、タイヤの厚みは73.5ミリってことですね〜。

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  そうですね。ただし、タイヤの厚みは上下にあることを忘れずに。

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  そっか。タイヤの直径を計算するときは、厚みが2回分出てきますね。

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  そしてホイールがはまる内径の部分が20インチなので、これもミリに換算して足します。

✔ 20インチ＝（25.4ミリ×20）＝508ミリ

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※1インチは25.4ミリ（端数切り捨て）

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  タイヤの内径部分が508ミリで、上下のタイヤの厚みがそれぞれ73.5ミリってことです。

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  ということは……。
  え〜っと……


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  ぜんぶ合計すると、655ミリになります。

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  それが、計算上で出てくる245/30-20のタイヤ外径（総外径）なのです。

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  ナルホド。

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  ただし、実際の正確な外径は、タイヤメーカーによっても違っていたりします。

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  同じ245/30-20でも、差がある？

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  そうです。だから選ぶタイヤによって、計算通りピッタリとは限りませんが、まあ、ほぼ同じ外径にはなります。

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  今履いているタイヤの外径は、すぐに計算できるんですね。

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  これから履こうとしているタイヤサイズの外径は、タイヤメーカーがカタログや公式サイトで公表していますが……

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  そっちは、計算するまでもないか。

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  ただしインチアップ用のタイヤサイズの中には、裏サイズ（※）もあったりする。公式サイトでは、そもそもサイズ自体が載っていないケースもあります。

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  裏サイズ？



予備解説

裏サイズとは？

カタログや公式サイト上には掲載されていないが、実際には存在しているサイズのこと。

一般的なタイヤ交換では使わないような（純正採用もされていない）、特殊なインチアップ用途専用サイズだと、そういう扱いになっていることがある。

タイヤショップの人は全サイズの情報を持っているので、お店に頼めば注文は可能。なお、裏サイズだから違法とか非合法という話ではない。

タイヤ外径くらいは、自分でパパッと計算できるようにしておいて損はありませんね



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