イルミとニョロ
『電気は苦手』だったイルミちゃんが
基礎知識を学んでDIYラボに就職するまで
イルミちゃんと「配線コードの妖精」ニョロとの生活が始まって数日が経過した。
第3話◆最もカンタンなLEDの光らせ方
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フーーー。
今日もニョロのおかげで満腹だわー♡ -
ふーふー、
やっと洗い物も終わった。 -
ごくろうさまぁ♪
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ここからは自由時間だからそろそろ読書でも……。
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さーて明日も早いからもう寝よっと。電気消すわね。
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あっ。
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……くかー。
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ねぇ、イルミちゃん……イルミちゃんてば!
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ムニャムニャ……あん?
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僕のおうちを作ってくれたのはいいんだけどさ…
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なによぉ、なんか文句あるの?
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いや、さすがに明かりが全然ないと暗くて……部屋の電気消されると本も読めない。
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なんでヘビが本を読むのよッ。ムニャムニャ……。
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いやだから、ヘビではないって言ってるのに……。
※ニョロは配線コードの妖精です -
工具箱に懐中電灯が入ってるからそれ使えば? とにかく私はもう寝るから。
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でも懐中電灯って、
ず〜っと点けておくもんじゃないでしょ? -
くか〜。
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ちぇっ。しょうがない。
手持ちのLEDで「家」を改造するか。
確か、昔雑誌の付録に付いていたエーモンのLEDが余っていたはず。
あった、コレだコレ。
エーモン・フラットLED
一時期、雑誌の付録にも付きまくっていたので持っている人も多いはず。
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……とはいえ。エーモンLEDはクルマ用なので、DC12V仕様。ここは家の中だから、AC100Vの電源しか来ていない。
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ムニャムニャ……ブツブツうるさいわねぇ。乾電池なら、そこの引き出しにあるわよ。
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乾電池の電圧じゃエーモンLEDは光らないんだよ。今必要なのは12Vの電源なの!
乾電池でクルマ用LEDは光らない
クルマの電源(12V)用なので当然です。
いや、まてよ、乾電池が2本あれば12Vを作れる「LED用電源ボックス」を使えば……。
エーモン・LED用電源ボックス
乾電池2本で12VのLEDを光らせることができる。
使い方
まず電池を2本セット
LEDの配線コードを、芯線むき出しのまま差し込む
※ロックピンを押し込みながら配線を入れる。
プラスとマイナスの2本あるのでそれぞれ正しいポートに入れるだけ。
※エーモンLEDの配線コードは白黒がプラスで黒がマイナスというパターンが多い。
フラットLEDが光った!
電工ペンチなどは必要なし。手軽にクルマ用LEDを光らせることができる。
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あとはこれをセットで「家」の壁に貼れば、できあがり!!
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……う〜ん。
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ある意味、これが「もっとも簡単なLEDの光らせ方」と言えるかもしれないなー。
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アンタさっきからうるさいッ!!
誰に向かってしゃべってるのよッ!! -
ひぃぃ〜ごめー。
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