DIYデッドニング特集╱連載【第3回】

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効果の出るDIYデッドニング方法【後編】

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デッドニング作業の後編。ドア内側の鉄板（インナーパネル）に制振材を貼るが、ここでのポイントはサービスホールを埋めること。スピーカー背面から出た音が表側に出てこないように閉じ込めて、ドア全体をスピーカーボックス化する。これがデッドニングのもうひとつの目的。

スピーカー背面に吸音シートを貼る

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  前回はドアの外側の鉄板（アウターパネル）のビビリ対策をしました。今回は内側ですね！

  ●レポーター：イルミちゃん

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  内側の鉄板（インナーパネル）はサービスホール（穴）を埋めていきますが、フタをしてしまう前にスピーカーの裏に吸音材を貼るのがポイント。

  ●アドバイザー：セントラル 藤原研究員

コレが吸音シート


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  このスポンジみたいのは、何のために貼るんでしょう？

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  スピーカー背面から出た音は、表側に出てくると「本来の音を打ち消してしまう」ため、吸収してしまいたいんですよ。

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  どうせサービスホールを塞ぐのに？

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  できるだけ吸収しつつ、さらにフタをして閉じ込める、という二段階ですね。

スピーカー奥の鉄板に貼るので…



吸音シートを裏に入れる


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  貼るときの注意ポイントは？

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  スピーカーの真裏に貼りたいので、スピーカーとセンター（中心）を揃えるようにして位置決めします。

ド・センターに貼るべし


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  今回のように1枚貼りするのが理想。でも裏の形状によっては、切って分けて貼るしかない車種もありますよ。

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  デッドニングって、形状に合った臨機応変さが必要ですね。

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  そうなんです。貼ったあげくに、窓を下げたときに当たるとかもあり得ます。

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  そういうこともあり得るんだ。

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  あと吸音シートは手で貼ればOK。ヘラとかでグリグリやるとスポンジがボロボロになってしまいます。

ワイヤー通過点に注意！

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  サービスホールを制振シートで埋めていきますが、その作業にあたって注意すべきが窓のワイヤーがかかるところ。

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  ワイヤーはサービスホール裏から表に出てくるから、フタをしようとすると邪魔ですね。

この部分をどうするかが問題


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  ただ単に上から制振シートを貼ってフタをすると、どうしてもワイヤー周囲に隙間が出来てしまいます。

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  確かに。

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  なので、僕がやるときは裏側からも制振シートを貼って、表と裏からサンドイッチさせてます。

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  制振シートでサンドイッチ？

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  やって見せたほうが分かりやすいですね。

貼る前の準備


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  これは前回の記事で先に型取りしておいたドアのインナー鉄板用の制振シートですが……、

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  今回は純正のスポンジを残せそうなので、かかる場所に合わせて切れ込みを入れます。

形状を微調整中


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  しかし、純正スポンジを残そうとして切れ込みを入れると、のりしろが減りますね……

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  そうなんですけど、今回は裏面からも制振シートを入れてサンドイッチにするので剥がれることはないと思う。

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  このサンドイッチ方式は注目の場面です。

裏の紙をはがす



制振シートを貼る位置を確認


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  型取りしてあるから当然ピッタリです。

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  このときに表側からフタをしつつ、裏側からポイント制振材を使って、ワイヤー付近をサンドイッチさせます。

小さいポイント制振材を1枚用意



裏からもワイヤーを押さえる！


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  表の制振シートは貼りかけなのでやりにくいですが、裏からポイント制振材をしっかり押し当てて貼り合わせる。

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  こうやってワイヤーのせいで隙間ができるのを防ぐわけかー。

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  サービスホールにフタをするのは、ドアをスピーカーボックス化するという目的があります。小さな隙間もつぶすのがベスト。

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  というわけで後は制振シートでフタするだけ。

ペタリ


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  ついにサービスホールを埋めました〜！

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  制振シートはただペタっと貼るだけではダメです。まだ終わってませんよー。