バックカメラ後付け入門ガイド（第7回）

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バックカメラ（リアカメラ）の映像にノイズがのる原因と、その対策

バックカメラ（リアカメラ）のノイズの悩みは、残念ながら超定番。そして映像にノイズがのるトラブルは、DIY取り付けに限らず起こりうることでもある。ここでは代表的な原因と、その対策を解説する。

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  バックカメラを取り付けたけど、映像にノイズがのる、という場合があります。

  ●アドバイザー：ビートソニック ワタナベ研究員

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  サーーーって、映像が乱れるやつ！
  非常に感じワルイですよね。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  ノイズがのる原因は、たくさんあるんですけど……

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  DIYでバックカメラを取り付けて、ノイズがのったら凹みそう……。

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  そうなんですが、ここは落ち着いて対処しましょう。ちなみにノイズがのるのは、DIYに限りません。

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  そっか。

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  まず、配線の取り回しを変えることで、改善するケースも多いです。

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  配線の通り道を変える？

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  そうです。「バックカメラの取り付け方法」（↓）で解説しましたが、車の後部に付けたカメラの線を、車内に引き込みますよね。



※「バックカメラ取り付け方法╱配線の引き込みと、電源取り出し」参照。

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  問題はここからです。フロント（ナビ）まで、持ってくる途中の取り回し。

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  どのようなルートで、車内を縦断するか。

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  ステップパネルなどを外して、裏に配線を隠しながら運ぶのは定番コースではありますが……


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  この場所はもともと純正配線も通っています。そのせいで、ノイズがのることもあります。

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  あらら。純正配線に沿わせると、見た目の配線処理はキレイになっていいんですけれど。

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  しかしノイズを避けるという観点からは、できるだけ他の線がない場所のほうが良い面もあります。

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  とすると……。
  どこを通せばいいんだろう？

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  例えば天井のほうが、純正配線はよけやすかったりしますね。


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  あるいは右側を通すのか、左側を通すのか、という違いもあります。

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  純正配線がいない側とか、少ない側を通すという手もあるということですね。

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  ハイ。そういう取り回しの変更で、ノイズが消える場合もあります。

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  配線の取り回しをどう変更してもノイズが消えない時は、電源の取り方を見直すと、消える場合もあります。

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  電源も関係あるのかぁ。

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  車ってそもそもノイズがのっているものだし、車の電源の中をず〜っと回っているノイズというのもあるので。

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  ふーむ。今に始まったことではなく、ノイズは最初から存在している。

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  過去のバックカメラ関連のノイズ事例を挙げると、バッテリーから直接電源を引いてこないと、ノイズが消えなかったケースもあります。

バッ直が解決策になることもある



※「バッ直とは何か？ 初心者向き〈バッ直電源取り出し〉入門」参照。

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  また、これはバックカメラではなくどちらかというとフロントカメラの配線での例ですが、オルタネーターの近くを通すと、ほぼ確実にノイズがのります。

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  オルタネーターとは、車の発電機ですね。

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  配線の取り回し方で数十センチでも離すと、全然違う結果になったりしますよ。

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  なるほど。電源の取り方と、配線の取り回しを見直してみましょう。

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  どうしてもノイズが消せない場合に、ノイズフィルターを使うという手もあります。



ビートソニックのビデオノイズフィルターVF1

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  ノイズのフィルター。
  ……そんなのまであるんだ。

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  解決策のひとつですね。ノイズの種類によりますが、このVF1フィルターは映像ラインにのっているノイズに対しては有効な手段です。

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  映像のノイズ消し？

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  ようは映像ラインにのっているノイズを除去して、キレイな信号にしてからモニター（ナビ）に渡します。

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  汚れた水をろ過する、みたいなイメージか〜。

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  ただし、このVF1はあくまでも映像信号に混入しているノイズを防ぐものです。それ以外の要因で混入したノイズは消せません。

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  ノイズの種類にもよるんですね。

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  そうです。
  そこがノイズフィルターを使うときの注意点です。

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  こういうのって、皆さん存在を知っているのかなぁ？

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  ノイズフィルターは、詳しいディーラーさんなどから、よく注文を受けるパーツなんですよ。

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  へえ〜！

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  車種（自動車メーカー）によって、構造的にノイズがのりやすい例もある。そういう事情を知っている人は、カメラとセットで買っていかれたりします。

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  知っている人は知っていて、指名買いされているノイズフィルター。覚えておこう♫