LED自作コラム

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RGB LED最新事情。新手の「RGB+W+WW」とは何なのか？

RGB LEDの最新型。RGBフルカラーLEDは知っていても、その進化バージョン・RGB＋W＋WWについては、まだ知る人があまりいないレアなアイテム。今までのRGBと、どう違うのか。光らせ方はどうなっているのか。概要の速報だ。

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  RGBフルカラーLEDというのは、皆さんもよくご存じだと思いますが……

  ●レポーター：イルミちゃん

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  R（赤）、G（緑）、B（青）の光の三原色の組み合わせで、フルカラーを作れるLEDのことですね。

  ●アドバイザー：エルパラ 平川研究員



✔ R（赤）とB（青）＝紫になるという具合に、各チップを調光して色を作っている。

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  しかし最近、RGBとは別に「RGB+W」や「RGB+W+WW」なんていう、新しいタイプも登場しております。

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  先に出てきたのがRGB+Wで、その後、RGB+W+WWが出ました。

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  これはいったい何のこと？
  読み方は？

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  アールジービー・プラス・ダブリュー・ダブリューとそのまんまの読み方ですが……。

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  従来のRGBフルカラーLEDと、どう違うんですか？

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  まず「W」というのは、ホワイト（白）のことなんですね。

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  では「WW」は？

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  ウォーム・ホワイト。
  ……つまり電球色ですね。

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  ナルホド。
  ということは、RGB+W+WWというのは……

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  赤・緑・青・白・電球色のチップを組み合わせた、フルカラーLEDのことです。

RGB（赤緑青）+W（白）＋WW（電球色）

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  そういう意味だったのか。

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  ベースは、チップLEDの中では大型の5050チップLEDで、「5色チップ搭載の5050」というのが登場してきました。


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  この新型5050チップを使ったLEDテープライトが、5050マルチカラーテープLEDです。



エルパラで販売されている5050マルチカラーテープLED

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  RGBでもフルカラーと言っていたのに、白や電球色を足す意味はなんなのでしょうか？

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  それは実際のところは、RGBだけでは表現できない色もあった、ということですね。

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  え～っと、例えば？

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  パステルカラーなどがそうですね。

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  普通の色より淡い色のことですね。

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  そうです。パステルカラーは、RGBに白（あるいは電球色）を混ぜることで表現が可能です。



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  パステルカラーは、柔らかい印象ですね～♪

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  RGB+W+WWだと、白と電球色の掛け合わせによって色温度（ケルビン数）のコントロールも可能です。

白点灯



電球色を足すとケルビン数が下がる



電球色に近づいていく


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  どんな中間色でも自由に再現できる、ということか。

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  以前に、普通のRGB LEDテープライトの配線方法は教わりましたが……



✔「RGB LEDテープライトの配線方法╱取り付け方法」参照。

>>>リンク先で詳しく読む。

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  今回のこの、RGBマルチカラーテープLEDを光らせるとしたら、また違うやり方になるんでしょうか？

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  コントローラーと接続するだけなので、取り付けなど配線方法の難易度は変わりません。

RGB+W＋WWのLEDテープライト配線図



✔ AC100Vのコンセントから、電源を取る場合の配線パターン。

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  ただし、普通のRGBコントローラーでは互換性がないので、専用コントローラーが必要になります。



エルパラで販売している40KEY RGBマルチカラー専用コントローラー

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  さらにコネクターも、以前のRGBは3色＋電源線で4ピンでしたが、最新型のRGB+W+WWでは、6ピンになっていますね。


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  それにともなって、サイズも大きくなってしまっているのはデメリットですが。


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  なるほどね。

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  それとチップLEDの構造的に、狭いエリアに5つのチップを内蔵しているLEDですので、それほど強いLEDではないと思われます。

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  自由に色を作れるけど、熱には弱いみたいな感じですね。

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  ですから、車で熱を持つ場所で使うなどの、ハードユースには向かないと思います。例えばヘッドライト内とか。

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  メリットもあれば、当然デメリットもありますね。