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電装DIYの知識


ボディアースと、家電のアースはどう違う?

電子レンジを購入したので緑のアース線をつなごうとしたが、コンセントにつなぐ場所が見当たらず、ぼう然として座り込むカエル。

Earth(アース)とは、大きくは「地球」や「大地」の意味。そして電気的に限定すると、「接地」という意味。ちなみに家電のアースの場合は、実際のところ「大地に接地させる」。ところがクルマのボディアースの場合は、意味合いが異なる。同じアースという言葉を使っているが、実は目的も別モノなのだ。

家電のアースとは?

アースといえば、電子レンジや冷蔵庫などの大型家電にくっついている緑色の配線なのだが、

……という理由で、つないでいない例も多い。それでも家電は動くので、けっきょくアースについてはよく分からないまま放置している人が多そうだ。

電子レンジなどのアース線は、つながなくても家電は動作する。ほとんどの場合の家電のアースは、電気製品が正常な状態では必要ない(※安定動作の役に立っている場合もあるが)。

問題は、ひとたび漏電や過電流などのトラブルが起きた場合。アース線をつないでいなかったがために、家電が壊れた・火災が発生した・人間が触って感電してしまった……など重大事故が起こりうる。それを防ぐために電気を逃がす「保護接地」がアース。これは文字どおり、最終的に大地につながっている。

家電のアースの目的は、余計な電気を大地に逃がすこと。

自動車のボディアースとは?

自動車のボディアースは、
家電のアースとは目的が異なる。

「アース」と言ってはいるが、そもそも“大地につないでいる”わけではない。自動車が地面に接地しているのはタイヤだけであり、タイヤはゴムなので電気を通さない。大地からは絶縁状態にある。この点を不思議に思う人は少なからずいるようだ。

アースって言うけど、大地(アース)につないでないじゃん!

……という具合に。しかしココでは意味が違う。自動車のボディアースは、車体に接地させるということだ。

つながなくても動作する家電のアースとは違って、車の電装品はボディアースしないと動作しない。ボディアースする目的は、車のボディがマイナス線代わりだからである。

車の電装品のプラス線は、元をたどっていけばバッテリーのプラスターミナルにつながっている。ヒューズボックスから電源を取ろうが、オーディオ裏の線を分岐させて電源を取ろうが、その先(根元)にあるのはバッテリーのプラスターミナルだ。

ヒューズから電源を取っても、おおもとはバッテリーのプラス。

プラス電源はヒューズボックスをはじめ、いろいろな場所から取り出せるが、電装品はプラスとマイナスを両方をつながないと電気が流れない。マイナスはどうするの? という話になるわけだ。

車の場合、電源はバッテリー。だから電装品のマイナス線はバッテリーのマイナスターミナルへとつなぐ必要がある。しかしプラス電源をバッテリーから配線で引っ張ってきて、マイナスもまた配線でバッテリーまで戻していくとなると、往復分の配線が必要。コストも手間もかかる。

車の電装品はすべてバッテリーのプラス・マイナスとつながっている

そこで都合がいいのが車のボディ。車体は金属でできているので電気を流す。ここにマイナス線をつなげば、そこから先はボディを伝わってバッテリーのマイナスまで電気は流れる。最終的にボディとマイナスターミナルは、純正配線でつながっているからだ。

ボディアースしないということは、マイナス線をつながないと同じ。トラブル対策を目的とした家電のアースとは違うのだ。

次の休日、電子レンジのアース線をちゃんとつなごうっと♫

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